●MF:ポール・ポグバ(フランス代表)

 そのクラブに全てを捧げて、引退後もサポーターから熱烈な支持を受けるレジェンドと呼ばれる選手もいれば、移籍、給与、言動などが原因でサポーターから歓迎をされない「嫌われた選手」もいる。今回は、様々な理由からマンチェスター・ユナイテッドで嫌われた選手を紹介する。
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生年月日:1993年3月15日
マンチェスター・ユナイテッド通算成績:223試合39得点51アシスト

 元フランス代表のポール・ポグバは、2009年にマンチェスター・ユナイテッドのアカデミーに加わり、2011年にトップ昇格を果たした。2012年はじめにカップ戦でトップデビューを飾り、これからというときに、クラブからの契約更新を拒否して、同年夏にフリーでユベントスへ行ってしまった。このとき、サー・アレックス・ファーガソン監督はポグバの振る舞いに激怒したとも言われている。

 ユナイテッドで磨いた能力をイタリアで遺憾なく発揮したポグバは、セリエA優勝4回など、輝かしいキャリアを送り、自身の価値を高めた。さらに上を目指すポグバは、2016年夏にジョゼ・モウリーニョ新体制の目玉補強として1億500万ユーロ(約147億円)の移籍金でユナイテッドに迎えられている。

 ここでユナイテッドを復権に導くことができればポグバの株は急騰したはずだが、あまりにもムラがあった。2018/19シーズンのプレミアリーグで13得点9アシストという結果を残してはいるものの、集中したときのポグバが最高の選手であることは誰の目からみても明らかで、そのくらいはできて当たり前だった。それよりも、やる気があるかと疑いたくなるほど低調なパフォーマンスが1度や2度でないことは、ファンをやきもきさせた。

 その後、ポグバは再びユナイテッドとの契約延長を拒否して、2022年にまたしてもフリーでユベントスへ旅立った。

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