自然に触れ、リラックスできるキャンプですが、そんな場所でもマウンティング被害に遭うこともあるようです。今回は、知人から聞いたママ友エピソードをご紹介します。マウンティングを聞き流していたら、形勢逆転のチャンスが転がり込んできて……？

子どもと一緒にキャンプデビュー

コロナ禍をきっかけに、息子とキャンプデビューをしたA子。最初はどう楽しめばいいかわからなかったけれど、次第にキャンプの魅力に引き込まれていきました。
キャンプ道具も少しずつ増やしていきました。キャンプ道具は種類が多く、価格もピンキリです。
キャンプデビューから年数が経っていないA子は、コスパが高く、初心者でも扱いやすい道具を選んでいました。

ママ友と家族ぐるみでキャンプ

A子がキャンプデビューをしたことを知ったママ友B美は、「私もキャンプが好きだから、一緒にキャンプをしない？」と誘ってきました。
B美はマウンティング気質があるタイプなので悩みましたが、子ども同士は仲良くしています。「子どもが楽しめるなら」と、A子は誘いにのることにしました。

A子はB美と話し合い、テントは別々にし、道具もそれぞれが持参して、基本的には思い思いに楽しむことに決めました。「これならトラブルは起きないだろう」とA子は安心しましたが、それは甘い考えだったのです。

キャンプ道具でマウンティング！？

キャンプ当日、B美はA子のキャンプ道具をチェックして「そのブランドは初心者ね」「テントはやっぱりこのブランドじゃないと！」「○○や××のブランドは、恥ずかしくて使えないわ」と、マウンティングしてきたのです。
A子が持ってきたキャンプ道具は初心者向きで、価格も安め。中には100円ショップの道具もありました。
一方、B美が持ってきたのは有名なキャンプブランドの商品ばかり。
リフレッシュのためのキャンプなのに、A子はマウンティングされてストレスを抱えるはめになってしまいました。

形勢逆転のチャンスが！

ご自慢のキャンプ道具を携えていたB美ですが、いざテントの設営をしようとすると、様子が変わりました。普段はB美の夫がテントを設営していますが、その日はB美の夫に急な仕事が入り、参加できなかったのです。
B美はいつも見ているからできるだろうと思っていたようですが、作業工程が多くアタフタ。A子のほうは初心者でも簡単に設営できるテントを購入したため、短時間で設営完了です。
これでは、どちらが初心者かわかりません。

結局B美はバカにしていたA子に助けを求めることになりました。恥をかくことになったB美は、そこから言葉少なになったとか。
A子は「いいテントね！ （小声・使いこなせれば）」とチクリと嫌味を言い、小さな復讐を遂げたのでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：江田愉子