近年では子どもを連れて再婚をする人も多くなってきています。しかし当の本人たちは良くても、周囲には理解してもらえないこともあるのが現実。これは筆者の友人A子に聞いた、再婚後の嫁姑バトルのエピソードです。

再婚反対!

私は息子・Rが2歳のときに元夫の浮気が原因で離婚をしました。
その後は実家に助けてもらいながらシングルマザーとして頑張っていたのですが、Rが小学生の時、職場で知り合った今の夫と再婚することになりました。

夫の両親は子どもがいる私との結婚に最初から反対で、結婚式にも参加しないほどでした。
それでも私は夫とRと3人で、新しい生活を始めることにしたのです。

次男の誕生

再婚後、2年目に私たち夫婦には男の子が誕生しました。
義両親は結婚に反対していたにもかかわらず、次男の誕生を知ると「初孫ね!」と大騒ぎ!
確かに事実上はそうかもしれませんが、Rもいるのに…と私はモヤモヤした気持ちを抑えられませんでした。

ある日、突然義母が我が家にやって来ました。
何があったのかと不審に思っていると、義母は急に跡取りの話を切り出したのです。
夫は長男だったため、お墓の承継について話をしたいと言い出しました。

義母の暴言

ちょうど学校から帰宅した息子のRが「おばあちゃん、いらっしゃい」と声をかけました。
すると義母はとんでもない暴言を吐いたのです。

「私はあなたのおばあちゃんじゃないわよ。あれはAさんの子でしょ? 血がつながってないじゃない?」

これにショックを受けたのはRです。
ションボリとして自分の部屋へ入っていくRの様子を見た私は、「いい加減にしてください!」と義母を家から追い出し、夫が帰宅してから相談しました。

夫の怒り

夫は、私の連れ子であるRをとても可愛がってくれていました。
「お義母さんがあんな調子なら、私は今後お付き合いできない。Rの気持ちを考えたら、絶対に無理!」と言うと、
「お前やRには悪いことをした。本当に申し訳ない。2人の気持ちを考えたら、俺も頭に来る!」と一緒に怒ってくれました。

夫はその場で義母に抗議の電話を入れてくれたのですが、義母は謝るどころか「何がいけないの?」と開き直ったそうです。

その後…

義母の暴言事件後、話はこじれにこじれ、最終的に私たちは義実家と絶縁することにしました。
義両親は私たち夫婦の次男に執着していましたが、今後一切会わせるつもりはありません。

結婚が気に入らないのは仕方のないことですが、まだ小学生の子どもに対して暴言を吐くのはおかしいと思います。
私は理解してくれた夫に感謝して、家族4人で仲良く暮らしていくつもりです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K