共働き夫婦のなかには、仕事と子育ての両立に悩んでいる人も多いかもしれません。特に周りに頼れる人がいない場合はなおさらですよね。今回は筆者の知人Kさんから聞いた、熱を出した子どもを姑にお願いしたところ、とんだトラブルに遭遇したエピソードをご紹介します。

大事な仕事の日に、息子が高熱。頼れるのは姑だけ

仕事で大きなプロジェクトを任されていたKさん。

大事なプレゼンの日に、3歳の息子が高熱を出してしまいました。

保育園の病児保育も定員いっぱいで断られた上に、この日は夫も出張中……。

頼れるのは隣町に住む、姑だけでした。

勝手に嫁の手帳やアルバムを見ていた姑たち

Kさんはすぐに姑に連絡し、状況を説明しました。

すると姑は二つ返事でOKしてくれました。

姑のフットワークの軽さに、感謝しながら自宅を後にしたKさん。

息子の面倒を見てくれる人がいると思うだけで、安心して仕事に集中できたのですが……。

夕方帰宅すると、なんとリビングで姑が友達を招いてお菓子をぼりぼり食べていたんです。

しかもテーブルをよく見ると、Kさんの手帳を広げているじゃありませんか! 他にも、本棚からアルバムなどを出して勝手に見ていたのです。

Kさんは朝、手帳を片付け忘れたことを激しく後悔しましたが、後の祭りです。

姑「家族に秘密はダメ」古い価値観にドン引き

しかもアルバムの中には、夫との恋人時代の写真も入っていました。

ラブラブショットもたくさんあり、今となっては恥ずかしい写真ばかり。

育児日記・個人的な手帳まで見られ、Kさんは「勝手に見るなんて非常識ですよ!」と、姑たちから手帳を取り上げました。

すると姑は、まるでKさんの方がおかしいと言わんばかりの口ぶりで「家族なんだから、隠し事や秘密はダメよ!」と笑顔で言い返してきました。

他人の私物を勝手に見るのはアウト! しかし、対策も必要

Kさんの怒りは収まりませんでしたが、この日は、大きな仕事もありクタクタだったので反論するだけ無駄だと思い、姑たちには適当に礼を言ってさっさと帰ってもらいました。

その後、Kさんはアルバムや手帳をスキャンして全てPDF化して保存するようになったのでした。

「隠し事をしないこと」と「人の私物を勝手に見ること」は話が全く違います。

高熱の息子を預かってくれたのはありがたかったのですが、姑の見当違いもいいところです。

しかも、友人まで呼んで、もし風邪がうつったらどうするつもりだったのでしょうか。こんな姑とは戦わずに、距離をとって最低限のお付き合いだけするのが得策ですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:広田あや子