子ども同士が仲良くしていると、その親同士も自然と仲良くなりますよね。相手の子の親が大変そうにしていたら「力になってあげたい」と思う人もいるでしょう。しかし中には、そんな思いを踏みにじる、とんでもない人もいるようで......

仲良くなったシングルマザー! しかしその裏で!?

それから定期的にそのママ友親子を家に招くようになりました。
彼女は「あなたと話すとほっとするわ! また伺ってもいいかしら?」と言うので、私は「もちろんよ!」と快諾。子ども同士の仲も良く、嬉しく思っていました。

そんなある日、そのママ友の子どもが1人で遊びに来ていたのですが、気が付くと姿が見えません。娘に「あの子は?」と聞いても「どっか行っちゃった」と答えるだけ。慌てて探すと他の部屋で勝手にタンスの引き出しを開け、何かゴソゴソやっているのです。

「こういうことは、しちゃいけないのよ?」と注意すると、その子は驚くべきことを口にしました。なんと母親から「ここはお金のある家だから、一個くらいもらって来なさいと言われた」と言うのです──。

私はすぐにこのことをママ友に問いただしました。すると彼女は悪びれることなく、鬱陶しそうな態度で「フン。子どものしたことなんだから、別にいいじゃない。力になるって言ったんだから、見過ごしてくれたって良かったんじゃないの?」

この態度に絶句し、私はママ友との縁を切りました。

せっかく親切にしたのに、こんな仕打ちをされたら人間不信になってしまいそうですね……。ママ友の娘のことを考えると心配にはなりますが、こういう人とは距離を置いて正解です。

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※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ftnコラムニスト:六条京子
illustrator:やぴ子