「友達でしょ?」の一言でわがままを押し通そうとする人に出会ったことはありませんか? 今回は、マンションのパーティールームを巡り、ママ友から非常識なお願いをされた知人の体験談をご紹介します。図々しいママ友の発言は、どこまでも理解不能でした。

ママ友からの突然のお願い

A子はママ友のB美から「○月×日にパーティルームとゲストルームをおさえておいて!」突然お願いされました。
A子が住んでいるマンションには、共有設備として格安で使えるパーティルームとゲストルームがあります。共有設備を使用するには入居者による事前の予約が必要で、B美はそれをしてほしいとA子にお願いしてきたのです。

規約上は入居者が予約をすれば、入居者以外の使用もOK。B美はそこで親戚たちとの食事会を開催し、そのまま格安で宿泊する予定を勝手に立てていたのです。

漂う嫌な予感

A子とB美はママ友といっても顔見知り程度。大して親しくもないママ友のために、A子は便宜を図る気になれませんでした。
また、共有設備の使用は騒がない、部屋を汚さない、ゴミは持ち帰る、などのルールがあり、守らないとA子が住人から顰蹙を買う恐れがあります。
お礼を求めていたわけではありませんが、「やってくれて当然」というB美の横柄な態度に不安を感じたA子。嫌な予感がして、その場で「無理」と即答しました。

ママ友の斜め上の発言にポカーン

断られたB美は「少しくらいいいじゃない!」とゴネた上に「来たいなら、あなたの家族も食事会に来てもいいわよ」と斜め上の発言をしてきました。
A子は「なんで知らない親戚の食事会に!?」とあ然としつつ、「その日は家族で出かけるから」と言って、ひたすら拒否。
B美は「もう親戚に大丈夫って答えたのよ!」と泣きついてきましたが、知ったことではありません。B美一族をマンション内に入れるとトラブルを起こすニオイがしたので、何を言われても断り続けました。

自分勝手なママ友をバッサリ

譲歩の余地を見せないA子に、B美は「ケチ! 低層階にしか住めないくせに!」と捨て台詞を吐きました。
カチンときたA子は「会場代やホテル代をケチろうとするそっちがケチでしょ!」と言い返し、B美との付き合いをやめることに。都合よく利用してこようとするママ友と縁を切りました。

その後、B美は親戚に「話が違う!」と責められたようですが、A子は知らんぷり。
共有施設は住人の管理費で賄われています。人のマンションの共有設備を自由に使おうなんて図々しい! とA子は怒り心頭の様子でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子