自分の機嫌ひとつで、まわりの人に迷惑をかけてしまう人がいますよね。そんな中でも「あまりにも身勝手すぎる!」という人がある会社にいたそうで──? 知人から聞いた驚きのエピソードをご紹介します。

突然始まった社内での嫌がらせ

私の職場にはAさんという女性の社員がいます。
少し感情の起伏が激しい人で、イライラしているときは話しかけにくいなと思うことも。

そんなAさんがある日、同じ部署のBさんへの当たりが明らかにキツくなったことがありました。
「何やってんのよ! 全部やり直して!」と怒っている声がオフィスに響きます。
最初は何かミスがあったのかな? と思っていましたが、それは何日も続きました。次第にはBさんが挨拶してもAさんは露骨に無視するような、誰の目から見ても明らかに嫌がらせだろうという状態にまで至りました。

その嫌がらせの理由は、すぐに判明しました。

そのありえない理由に絶句

私と同僚が2人で休憩室でお昼ごはんを食べていたときのことです。
近くの席からAさんの「絶対、Bさんのこと許さない!」と言っているのが聞こえてきました。どうやらAさんと誰かが話している様子。

何があったのかと気になって聞き耳を立てていた私たち。すると

「〇〇って雑貨屋さん知ってるでしょ? そこの限定グッズがあって、私絶対欲しかったの。でも抽選にハズれて買えなかったの。なのにね、Bさんがその限定グッズ持ってたのよ! Bさんだけ当たって私がハズれるなんて許せない!」と話していたのです。

え? それってただの八つ当たりじゃ?
同僚を見ると、同僚も同じことを思っているようでした。

社内のみんなが知るところに

Aさんはどうやら、至る所でその話をしていたらしく、すぐ社内に知れ渡る状態になっていました。

そしてとうとう上司も知ることに。

ある日Aさんは会議室に呼ばれました。

ようやくなくなった嫌がらせ

しばらくして会議室から出てきたAさんは、明らかに元気がなかったので、おそらく上司から注意されたんでしょう。

まさか「人に嫌がらせをしてはいけません」と会社で注意されることがあるなんて。

何を言われたのかはわかりませんが、それからBさんへの嫌がらせはなくなったようなので、よかったです。

それにしても、こんなわがままな理由でいい大人が何日も嫌がらせするのかと、あまりの身勝手さにびっくりしました。

まとめ

まさかそんな逆恨みのような理由で嫌がらせをしようとするなんて驚きです。今回は上司が介入してくれて解決したからよかったものの、こんなことをされた人はたまったものではありませんよね。人間だから、たまに余裕のないときがあるのは仕方ないものの、自分の機嫌は自分でとれる大人になりたいものです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:橘るい