親が自分の子供(孫)を可愛がってくれるのは嬉しいことですが、度がすぎると迷惑になってしまう場合も。これは筆者の友人から聞いた、孫が好きすぎる義母の暴走に悩まされたけれど意外な方法で解決したエピソードです。

始発電車に乗って孫に会いにくる義母

同じ県内に住む義母はお酒が大好きで、友人としょっちゅう飲み歩いています。

それはいいのですが、困るのは早朝まで飲み明かしたあとに、泥酔した状態で始発電車に乗ってうちまで来ること。

月に1回くらいの頻度で、朝7時に「孫ちゃんに会いたくて♡」とお酒の抜けていない義母が現れます。もちろんアポなしで。

その度に旦那や義父に怒られて、その時はしょんぼり反省しているのですが、しばらくするとまた来る、の繰り返しです。

お酒を飲んでいない時の義母は常識的で優しいので、疎遠になるのは避けたい……。

そこで私は、義母のアポなし早朝訪問を阻止すべく、とある作戦を立てたのです。

義母を変えた作戦とは?

ある朝、また義母が突然我が家にやってきました。

いつも通り酔っ払っており、「孫ちゃ〜ん♡」と小学校に上がったばかりの息子に駆け寄っていきます。

普段は何も言わない息子ですが、その日は違いました。
両手を広げて近寄ってくる義母に向かって「お酒飲んでるばぁばは嫌いだから来ないで」と言い放ったのです。

突然拒絶され、固まる義母。続いて私も「登校の準備もありますから、飲み会帰りに始発でうちに来るのは今日で最後にしてほしい」とお願いしました。

実は、息子も酔っ払った義母が苦手であることが発覚し、事前に「次にばぁばが来たら、イヤだと思っている気持ちを一緒に伝えてみようね」と息子と私で話し合っていたのです。

効果はテキメンで、義母はひどくショックを受けたらしく、早朝に現れることは一切なくなりました。

それどころか「飲みすぎると孫に嫌われるから」と、朝方まで飲み歩く回数も激減したと、義父も喜んでいました。

ちなみに酒癖が悪いところ以外は不満のない義母だったので、それ以降は良好な関係を築けています。

最後に

大事な人に愛情を伝えるのは大切なことですが、相手がどう感じるかを考えた上で行動するのを忘れないようにしましょうね。義母がわかってくれてよかったですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N