好みとは全然違う人と付き合った友人

例えば私の友人のアクティブで可愛らしい女性は、甘いマスクで細身の男性が好みで、大抵は誰かからの紹介で知り合った男性と付き合っていました。

ある日、初めて「この人、彼氏」と紹介される機会があったのですが、聞いていた彼女の好みとは全然違っていました。その後も、別れてはまた新しい彼氏を紹介される機会があったものの、なぜか細身とは真逆の毎日筋トレでもしているかのようなゴツい体格の男性ばかり……。

その度に、好みとは全然違うような? と頭の中が謎だらけになるのですが、戸惑う私をよそに、2人はとっても仲良し。そんな様子を見ていると、「すごくお似合いの2人だな」と実感しました。

後で彼女の本音を聞くと、「全然タイプじゃないんだけど、私のことがすごく好きみたいで」と言うのです。

一番好きなタイプではないけれど、たまたま紹介された男性が自分のことが好みで、大事にされている。好みにこだわっていたら繋がらなかったご縁ですし、好かれているから自分も好きになれるという男性には、紹介されないと出会わなかったかもしれません。

それを聞いて、そういう考え方もありだなと思いました。

私の場合は、あまりにもかっこいい男性を前にすると緊張してしまうので、好みすぎない人の方がどこか安心するところがあります。

さらに好みの男性と付き合えたとしても、実際に気が合うかどうかは、また別の話。

無理して背伸びをしたり、どこか相手に気に入られようとして振る舞いが不自然になったり、むしろうまくいかないことも……。気楽に一緒にいられる男性の方が続くなあと感じます。