西鉄バスの「薬院駅前」バス停に、富士フイルムイメージングシステムズが提供するデジタルバス停システム「MORA FOR BUS STOP」が3月26日より導入されました。九州域内における「MORA」の導入、および西鉄バスにおける福岡都市圏へのデジタルバス停の導入は今回が初めて。これにより福岡のバスがもっと便利になります!

富士フイルムイメージングシステムズ株式会社が提供するデジタルバス停システム「MORA FOR BUS STOP」(以下MORA)。

 

これまでに北海道札幌市や群馬県前橋市、東京都府中市などで導入実績がありましたが、このたび2024年3月25日より西鉄バスの 「薬院駅前」バス停(福岡市中央区渡辺通2丁目)に導入され、運用を開始しました。

 

 

「MORA FOR BUS STOP」、通称「MORA(モーラ)」とは?

外観イメージ

 

「MORA」はリアルタイムのバス発車案内やデジタル時刻表などの交通情報に地域情報を網羅させ、さまざまな世代・国籍の利用者の利便性を考慮したバス案内用サイネージシステムのこと。

 

多くのバスターミナルやバス停では、複数の路線が入り組みます。

また、複数のバス会社が乗り入れる場合は、会社単位でバラバラに時刻表などが掲示されているため、利用者は一番早く移動できる便を探すことが困難な状況になっています。

 

「MORA」は、当日の運行ダイヤを“本日の時刻表”として見やすい位置に表示されるほか、バスの接近案内や災害時の運行情報の即時発信を行えるなど、従来のバス停では実現できなかったきめ細やかな案内が可能となるんです!

設置イメージ

 

また、「MORA」はダイヤ改正時の時刻表や乗客向け告知文の遠隔掲出もできるため、事業者側の業務負担軽減や作業効率化にも寄与するとあって、まさに一石二鳥のシステムなのです。

 

「MORA(モーラ)」の主な特長

■当日の運行ダイヤを“本日の時刻表”として利用者が見やすい位置へ表示することができます。

 

■年末年始など、臨時ダイヤのデータと自動連携して時刻表生成が可能に。


■液晶画面の保護ガラスに反射防止フィルム加工を施し、高い視認性を実現。


■事業者が任意で画面レイアウトの変更ができるようになります。


■自動リブート(再起動)機能により、機器フリーズ時に現地へ出向いて作業する必要がなく、画面エラーから迅速な復旧が可能になります。

 

 

西日本鉄道株式会社と富士フイルムイメージングシステムズは、地理に不慣れな方やバスを利用したことがない方が、安心・快適にバスを利用できるよう、「MORA」の導入をはじめとしたデジタル技術の活用を通じて、分かりやすい公共交通の実現を目指していくそうです。

 

福岡市内の移動手段として欠かせないバス。今回の「MORA」の導入により、福岡のバスがもっと便利になること間違いなしですね!

 

参考サイト

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000579.000017692.html

 

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著者:久原茂保