クマの目撃が相次いだ福島県猪苗代町では観光地などで警戒が続いている。

猪苗代町の迎賓館は、5月19日のクマ出没を受け20日は臨時休館の措置がとられている。
19日午前11時ごろ、猪苗代町堅田で道路を疾走するクマの姿が捉えられた。猪苗代町では19日道路や民家の倉庫、国の重要文化財に指定されている迎賓館などで、少なくとも4頭のクマが目撃された。倉庫の窓ガラスを割られる被害も発生し、19日のうちに1頭は捕獲されたものの他は見つかっていない。
迎賓館では安全のため19日から急きょ休館の措置を取っていて、周辺では20日も警戒が続いている。

福島県内では今年に入ってから先週までクマの目撃が83件と2023年の同じ時期の約1.5倍となっている。