大谷翔平はカージナルス戦に「2番・DH」で出場

■ドジャース ー カージナルス(日本時間29日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、ドジャースタジアムで行われたカージナルス戦に「2番・指名打者」で出場。本拠地開幕戦の第1打席を迎えるとファンはスタンディングオベーションで迎えた。

 初回無死一塁、場内アナウンスで大谷の名前がコールされると、スタンドのファンが続々と立ち上がり、拍手と大歓声を送った。大谷は温かい“激励”に後押しされ、右翼線へ二塁打を放ち、先制機を演出した。三塁を狙った大谷だったが、一走・ベッツが三塁でストップ。二三塁間に挟まれ、走塁死となった。それでも球場は大歓声に包まれた。
 
 大谷は違法賭博に関与した疑いで元通訳・水原一平氏が解雇となってからは21日(同22日)のパドレス戦で初回に右前打を放ったものの、その後はオープン戦3試合を含めて13打席連続で快音が止まっていた。21日以降の実戦4試合は11打数1安打の打率.091、1打点。20日のパドレスとの開幕戦まで32打数13安打の打率.406、2本塁打、11打点と好調だっただけに騒動の影響が心配されたていただけに、地元ファンの歓声が大谷を“蘇らせた”ようだった。

 この“光景”には日本のファンもSNS上反応。「鳥肌」「信頼の証」「とても嬉しかった」「泣きそう」「感動」などと感激していた。(Full-Count編集部)