日本ハムドラ1・細野は1回1安打1奪三振無失点

 パ・リーグ球団主催の2軍公式戦が20日に3試合行われ、日本ハムはオイシックスに3-0で勝利、西武は楽天に1-0でサヨナラ勝ち、ソフトバンクと広島は4-4で引き分けだった。

 日本ハムの先発は、プロ初登板となるドラフト1位ルーキー・細野晴希投手。先頭打者を三振に仕留めると、1回16球1安打1奪三振無失点でデビュー戦を終えた。打線は相手先発・薮田和樹投手に対して4回まで無得点。しかし5回、アンドリュー・スティーブンソン外野手の適時打で2点を先制した。

 投手陣は2回以降、小刻みな継投で相手打線に得点を与えない。最終9回は、宮西尚生投手がピンチを招くも、無失点に抑えて試合終了。7投手の継投で相手打線を封じ、完封勝利を収めた。打線は、スティーブンソンが4安打、進藤勇也捕手が3安打、阪口樂内野手が本塁打を含む2安打の活躍を見せた。

 西武先発の與座海人投手は、安定感ある投球で7回112球2安打2四球4奪三振無失点と好投を見せた。一方の打線は、楽天の先発・王彦程投手らの前に沈黙し、0-0のまま試合は延長戦へ突入した。

 4番手・糸川亮太投手が10回を3者凡退に抑えて迎えた裏の攻撃。1死から若林楽人外野手にサヨナラホームランが飛び出し、西武が1-0で勝利した。敗れた楽天は、9回まで投手陣が踏ん張りを見せるも、5番手・弓削隼人投手が痛恨の一発を浴びた。

 ソフトバンク打線は2回、廣瀬隆太内野手の犠飛、笹川吉康外野手の適時打で2点の先制に成功。先発の板東湧梧投手は、6回76球無四球4奪三振1失点の粘投を見せた。

 7回からはドラフト1位ルーキー・前田悠伍投手が公式戦初登板。内野安打とけん制悪送球で無死二塁からバントの処理で送球が乱れて失点すると、2死二塁から適時二塁打を浴び、勝ち越された。しかし2点を追う9回、三森大貴内野手に同点の2点適時打が生まれ、延長戦に突入した。

 10回は鍬原拓也投手が無失点に抑え、その裏の攻撃は先頭の廣瀬が出塁するも、けん制死もあって無得点。4-4で試合は終了した。前田は1イニング2失点でほろ苦い公式戦デビューとなった。(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)