2019年10月6日クライマックスシリーズ、ファーストステージ以来の一発

■DeNA 6ー5 ヤクルト(6日・横浜)

 DeNAの筒香嘉智外野手は6日、横浜スタジアムで行われたヤクルト戦に「6番・左翼」で先発出場し、1号3ランを放った。5年ぶりとなる日本復帰弾は、2点を追う8回2死からの劇的な逆転アーチ。2019年10月6日のCSファーストステージ阪神戦で、青柳からソロを放って以来、1674日ぶりの本塁打となった。

 この日、出場選手登録されたばかりの背番号25が、いきなり大仕事だ。四球、中飛、中二塁打で迎えた8回の第2打席。ヤクルト4番手のエスパーダが投じた初球を迷いなく振り抜いた。右翼スタンドへ美しいアーチを描いたのを見届けるとガッツポーズ。横浜スタジアムは今季最高の大熱狂に包まれた。

 2020年に海を渡ったものの、通算182試合で打率.197、18本塁打、75打点と苦しんだ。4月18日の記者会見では「正直日本に復帰するというモチベーションがいまひとつ上がらなかった中で、やはりベイスターズで優勝したい、するという思いが、日本でプレーするモチベーションとなりました」と話していた。

 イースタン・リーグでは6試合に出場して打率.176(17打数3安打)、0本塁打、2打点、4三振、3四死球。なかなか数字の上がらない中で、ぶっつけ本番の1軍昇格に結果で応えた。チームはここまで29試合を終え、13勝15敗1分けで借金2。12球団で唯一の1桁となる9本塁打のチームを救う救世主になりそうだ。(Full-Count編集部)