顔面付近のライナーに「カオ、ダイジョウブ?」

■ドジャース 2ー1 ナショナルズ(日本時間26日・ワシントンDC)

 ドジャース・山本由伸投手は25日(日本時間26日)、敵地・ナショナルズ戦で6回無失点の好投を見せ、メジャー2勝目を挙げた。試合中には顔面付近へライナーが飛ぶヒヤリとした場面も。心配した地元メディア「オレンジカウンティ・レジスター」のベテラン、ビル・プランケット記者が日本語質問をぶつけた。

「カオ、ダイジョウブ?」。山本の米メディアの囲み取材が終わると、プランケット記者が問いかけた。一瞬、山本は「顔?」と聞き返したが、プランケット記者が再度問うと、笑顔で山本も応えていた。

 試合終了後、山本を待つクラブハウスのドアの前で、プランケット記者は“日本語質問”を用意していた。松井秀喜氏がエンゼルスに在籍していた際に、エンゼルス番を務めたベテラン。松井氏から様々な日本語を教わったため、日本メディアには「オッス」と挨拶してくれる。

 ただ、当初用意していたのは「アタマ、ダイジョウブ?」だった。違う意味にも捉えられかねないため、日本人記者の一人が慌ててストップ。「face=カオ」と説明して、今回の質問をぶつけた。

 大谷翔平投手にも「ワンチャン、ゲンキ?」と挨拶するプランケット記者。ドジャースは大谷、山本の加入で日本企業やメディアが多数集結。ドジャースの地元メディアたちが日本語を覚えるのもそう遠くないかもしれない。(川村虎大 / Kodai Kawamura)