スライディングするジャッジの手が送球に当たる→守備妨害にならず

■ヤンキース 15ー5 ブルワーズ(日本時間29日・ミルウォーキー)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手のプレーが、議論を呼んでいる。28日(日本時間29日)のブルワーズ戦で、二塁にスライディングする際に、一塁へと投げられたボールが手に直撃。守備妨害にはならず、ブルワーズの監督が抗議する一幕があった。

 ジャッジは初回に2試合連発となる6号ソロを放つなど、3安打を放つ活躍を見せた。問題の場面は、走塁時に起こった。6回無死一塁からアレックス・バードゥーゴ外野手が二ゴロを放つと、二塁にスライディングしようとしたジャッジは、左手を上げて“併殺崩し”を行った。

 遊撃手の送球はジャッジの手に当たり、転々と転がった。その後、審判が議論するも守備妨害にはならず、ブルワーズの選手は困惑。パット・マーフィー監督もグラウンドに登場して抗議した。

 結局判定は変わらず、ネット上でも話題に。「守備妨害が宣告されないの?」「ヤンキースは恥ずかしい」「どう考えても守備妨害」「ルール違反だ」「彼の腕は他の選手より6.8インチ(約17センチ)長いことを理解すべきだ」「誰もそんなスライディングはしない」「審判がヤンキースにプレゼントを贈った」などと批判の声があがっていた。

 地元紙「ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル」のブルワーズ番を務めるカート・ホッグ記者によると、アンディ・フレッチャー(三塁)塁審は「私たちは集まって、正しい判定をしようと最善を尽くした。しかし、リプレーを見たところ、誤審をしてしまったようだ。なぜなら、彼のスライディングが不自然だったからだ」と、判定のミスを認めるコメントをしたという。(Full-Count編集部)