前日の試合では二塁から激走も表情晴れず…ここまで10本塁打の活躍

 エンゼルスのマイク・トラウト外野手が左膝の半月板損傷のため手術を受ける予定であると、30日(日本時間5月1日)に複数の米メディアが報じた。今季はここまでリーグトップタイとなる10本塁打をマーク。同日の試合前に取材に応じたトラウトは「とにかくイライラする」と目を赤くしながら話した。

 米スポーツ局「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者は、ペリー・ミナシアンGMがトラウトの手術について明かしたと報道。3日(同4日)に手術を受けるとされ、具体的な復帰時期は未定とされるもシーズン中には復帰できる見込みだという。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者は「左膝の半月板を損傷している」と伝えた。

 32歳のトラウトはこれまでに3度のMVPを受賞。しかし近年は毎年のように故障に悩まされ、シーズンを通したプレーができていなかった。今季は大谷翔平投手が抜けたこともあり、チームをけん引する活躍が期待されていた。オープン戦こそ不調だったものの、シーズンではここまで10本塁打を放つ活躍を見せていた。

 連敗を4で止めた29日(同30日)の試合では、同点の7回に投手の暴投で二塁から本塁に生還する激走を見せていた。「ESPN」によると、試合の3回頃から痛みを感じ始めていたようで、翌30日(同5月1日)にMRI検査を受けて負傷が発覚したという。

 チームは4月に一時首位に立ったが、直近10試合では2勝8敗と失速。アンソニー・レンドン内野手が左太もも裏の部分断裂で長期離脱となっていたが、さらにトラウトも離脱となれば、打線に大きな穴が開いてしまうことになる。(Full-Count編集部)