死球を巡って監督含め2人が退場→塁上で睨み合い大乱闘勃発

■ブルワーズ 8ー2 レイズ(日本時間1日・ミルウォーキー)

 ミルウォーキーで4月30日(日本時間5月1日)に行われたブルワーズ対レイズで殴り合いの大乱闘が起きた。“伏線”のプレーを含めて計4人が退場する事態に、ファンは「これらは本物パンチだ」「なかなかいい乱闘だ」などと声をあげている。

 8回のレイズの攻撃だった。ホセ・シリ外野手が一ゴロに倒れた直後、一塁ベースカバーに入ったブルワーズのアブナー・ウリベ投手とにらみ合い、不穏な空気に。ここでウリベがパンチを繰り出すと、シリが応じて大乱闘が発生。ベンチの選手が全員フィールドに飛び出し、球場は騒然とした雰囲気に包まれた。

 このプレーで2選手が退場処分になったが、伏線があった。シリは3回に、フレディ・ペラルタ投手から452フィート(約138メートル)の特大アーチ。打球を見つめて確信しながら歩きだした。そして6回の打席ではペラルタから左腰の辺りに死球を受けた。この1球を巡ってペラルタとブルワーズのパット・マーフィー監督が退場処分を受けていた。こうしたことが呼び水になって、8回の大乱闘につながったようだ。試合はブルワーズが8-2で勝利。退場のペラルタは勝利投手になっている。

 米メディア「ジョムボーイ・メディア」がX(旧ツイッター)に「ブルワーズ対レイズの試合でベンチが空になった」として動画を投稿すると、ファンは続々反応。「試合には勝っているのに、何を言われたらそんなに冷静さを失うんだ?」「いつもブルワーズの気がする」とコメントが寄せられたほか、退場を宣告した球審のクリス・グッチョーネ氏への批判も。「審判団はこのような事態を招き、不必要な退場者を出した。MLBはこの審判団を咎めるべきだ」「アンパイアショー」「完全に審判のせい」といった声もった。(Full-Count編集部)