◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 事前(13日)◇TPCソーグラス ザ・プレーヤーズ・スタジアムコース(フロリダ州)◇7252yd(パー72)

9回目の出場となる松山英樹と初出場の久常涼は、9ホールの練習ラウンドで最終調整を終えた。アウトを回った12日に続いて、インをコースチェック。17番(パー3)でのキャディによる競技もともにして“第5のメジャー”初日に備えた。

2人は2月「WMフェニックスオープン」以来の再会。練習中のやり取りには松山が優勝した「ジェネシス招待」の話題も上がったという。久常は「コースについても、いろいろ教えてもらいながらプレーできる。ホントに先輩がいてくれるのはとても心強い」と感謝。グリーン周りからのアプローチで、アドレス時の松山のボール位置を真剣に見る様子もあった。

松山にはスタート前に故障欠場した2022年大会を除き、過去8回の出場経験がある。昨年記録した自己ベストの5位を含めトップ10が3回ある一方で、予選落ちも2回。「ティショット、セカンド、グリーン周りにパター。うまくプレーできればやっぱり上にはいる。それができないと全然勝負にならない」と総合力が問われる。これまでの28ラウンドの平均スコア「70.71」は歴代7位。20ラウンド以上した選手の中では3番目に良い数字を残している。

水曜日の恒例イベント、キャディコンテストには今年も早藤将太キャディが挑戦。各選手の相棒が名物ホール17番でティショットを放ち、ピンまでの距離を競った。145ydに設定されたパー3、ボスの視線も受けたショットは残念ながら池ポチャ。松山も久常も笑顔でグリーンに向かった。(フロリダ州ポンテベドラビーチ/桂川洋一)

<初日の主な選手の組み合わせ&スタート時刻>

カッコ内は日本時間※10番スタート

※8:24(21:24)

サム・バーンズ、ザンダー・シャウフェレ、トミー・フリートウッド

※8:35(21:35)

ビクトル・ホブラン、ロリー・マキロイ、ジョーダン・スピース

9:41(22:41)

久常涼、ロバート・マッキンタイア、ベン・シルバーマン

13:29(15日2:29)

松山英樹、マシュー・フィッツパトリック、マックス・ホマ

13:40(15日2:40)

スコッティ・シェフラー、リッキー・ファウラー、ジャスティン・トーマス