◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 初日(18日)◇ザ・クラブ at カールトンウッズ(テキサス州)◇6889yd(パー72)

4日前はまだ日本にいた岩井明愛が、メジャーの舞台で好調な滑り出しを決めた。世界ランキング40位以内の資格で昨年7月「全米女子オープン」以来となる米国本土でのプレー。4バーディ、3ボギーの「71」で回り、1アンダー18位につけた。

前週は熊本開催の日本ツアー「KKT杯バンテリンレディス」に出場していた。15日(月)に会場入りして、コースチェックを始めたのは翌日の火曜日から。初めてのコースに「景色、キレイですね。まずはしっかり予選を通って、いい結果をみんなに報告できるように。テレビに映れるように頑張りたい」と力がみなぎる。到着した次の日から「すごい寝れている」と時差ボケに悩まされる様子もなく、順応の早さが光った。

出だし10番は「プレーのペースだったり、日本にはないような傾斜にちょっと疲れました」と慣れない環境で緊張からかボギーが先行し、16番でもスコアを落とした。それでも17番(パー3)で最初のバーディを奪い返し、心が落ち着き始めたという。ショットの調子は問題なく、初めてのコースにもしっかりアジャスト。上がり4ホールに3バーディをまとめた。

米国の食事面も含め、気の向くままにこの大舞台を楽しめている。「あしたも大変な一日ではある。そこまで風も気にならなかったかな。ホールによっては『ここにしっかりつけたい』『攻めたい』というところがあるので、そこで攻められるように頑張りたい」。11位だった23年「AIG女子オープン(全英女子)」に続く上位フィニッシュへ、順調に走り出した。(テキサス州ザ・ウッドランズ/石井操)