2月のDPワールドツアー(欧州ツアー)「コマーシャルバンク カタールマスターズ」で初優勝した星野陸也が2日、自身の公式インスタグラムで約1カ月間の休養を発表した。肺から空気が漏れる「気胸」の完治を理由に挙げている。

星野は「4月中旬頃、肺の痛みと呼吸がしにくくなった事で検査したところ、『気胸』と診断されました。その為、病院で治療を受け1週間程入院していました」と近況を説明。現在は退院し、通常の生活は問題なく過ごせているとした上で、「完治まで1カ月前後はかかり、しばらく大会を欠場することになりそうです。楽しみにしていた大会に出場できないのは残念でなりませんが、早く試合に復帰できるよう頑張りたいと思います!」とつづった。

欧州ツアー2年目の今季は10試合に出場し、昨年11月の開幕戦から2週連続の2位。日本勢4人目の欧州タイトルを手にするなど、年間ポイントレース(レース・トゥ・ドバイ)はロリー・マキロイ(北アイルランド)に次ぐ2位につけている。

日本での凱旋試合となる予定だった先週の日欧共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」は、体調不良のため開幕3日前にエントリーを取り消していた。

星野の最新世界ランキングは日本勢4番手の89位。8月「パリ五輪」男子ゴルフの出場資格は同ランクを元にした6月17日時点の五輪ランキングで決まり、2枠が見込まれる日本は熾烈な2番手争いが続いている。世界ランク75位の中島啓太、同88位の久常涼らと争う星野にとって、大詰めを迎える中での1カ月間の離脱は大きな痛手となる。