iPhone 14シリーズ以降に搭載された「衛星経由の緊急SOS」機能は、携帯の電波が届かない場所で遭難した人たちを救うなど、数々のお手柄を立ててきました。

↑無人島に流されても安心!?

 

この機能が、Google Pixeスマートフォンにまもなく追加される可能性が浮上しています。

 

米9to5Googleは3月初旬現在、Pixelスマホで設定アプリから「安全性と緊急事態」を開くと、「緊急SOS」と「自動車事故検出」の間に「衛星SOS」機能が表示される可能性が高いと報告しています。もっとも手元の環境(Pixel 6a/場所は日本)では、特に何も追加されていません。

 

しかし、表示される環境であっても、今のところ「衛星SOS」をタップしても何も反応がないようです。もう少し時間が経てば、メニューが表示されるようになると予想されます。

 

そこで9to5Googleはルート化した(本来ユーザーに与えられていない権限を獲得し、Android内部のシステムを制御する)Pixelスマホを通じて、隠しメニューへのアクセスに成功。衛星SOSのページには「Pixelを使えば、携帯電話やWi-Fiに接続できないときに、緊急サービスとメッセージをやり取りしたり、現在地を共有したりできます」と書かれていました。

Image:9to5Google

 

さらにGoogleは、ユーザーの氏名や電子メール、電話番号や位置情報、端末情報や緊急情報が、緊急サービスおよび衛星サービスプロバイダーにも共有されると説明しています。

 

このページは衛星SOSが「どの国で対応しているか」を示す公式ページにリンクしていますが、そのページは公開されていません。

 

いつGoogleがこの機能を正式に配信するのか、どの国で配信するのかも不明です。iPhone用の衛星SOS機能はいまだに日本に提供されていませんが、こちらはサービス開始を期待したいところです。

 

Source:9to5Google