ハイエンドのAndroidスマートフォン向けSnapdragonチップと、iPhoneに搭載されるAシリーズチップとは、年を追うごとに性能差が着実に縮まっています。そして新たに、次期「Snapdragon 8 Gen 4」は、今年秋の「iPhone 16」に採用される「A18」よりも高速になる可能性があるとの噂が伝えられています。

↑Snapdragon

 

これまでSnapdragon搭載のGalaxy SシリーズとiPhoneとは、ベンチマーク結果にかなりの差が付いていました。が、最新のGalaxy S24 UltraとiPhone 15 Proは抜きつ抜かれつで、ほぼ互角の戦いを繰り広げていました。

 

著名リーカーの定焦数码氏は、Snapdragon 8 Gen 4はシングルコアスコアが3500に達する一方で、A18は3300を突破するのは難しいと主張。また8 Gen 4はマルチコアスコアやGPU性能でもA18を大きく上回ると述べています。

 

すでにクアルコムの幹部は、今年10月にSnapdragon 8 Gen 4を発表することや、「Oryon」を搭載することを認めています。Oryonとはクアルコム自社開発のCPUコアであり、これにより性能が大幅に向上するとみられるものです。

 

とはいえ、今回のスコアはメインコアのクロック周波数が4.3GHzの場合とのこと。現在のSnapdragon 8 Gen 3のCortex CPUコアはピーク周波数3.30GHzであり、それを大きく上回っています。あまりに動作周波数が上がりすぎると、発熱も激しくなるため、製品版では下げることになるのかもしれません。

 

それを差し引いても、性能が大きく向上する可能性は高いはず。2024年から2025年にかけて、iPhone 16シリーズの性能を凌ぐ、あるいは匹敵するAndroidスマホが続々と出ると期待したいところです。

 

Source:Minigadget Korea
via:PhoneArena