ここ数週間にわたり、iPhoneのアラームが適切に鳴らないとの報告がSNS上に相次いでいました。米NBCがニュース番組「Today」でこの現象を取り上げたところ、アップルがこの問題を認識し、修正に取り組んでいると表明しました。

↑アラームがおかしい!(画像提供/アップル)

 

この現象は、iOS 17以降で起こっていることです。例えば、The Vergeはポッドキャストのプロデューサーが6〜7年前に設定してから触れてもいないアラームが、金曜日から同じ症状になっていると紹介しています。

 

The Wall Street Journalのジョアンナ・スターン記者は、アップルが一部のアラームで音が鳴らない問題を認識しており、修正に取り組んでいることを確認したと述べています。ちなみにスターン氏は、iPhoneのアラームで午前6時50分に目が覚めたそうです。

 

一部のユーザーは、この症状が画面注視認識機能に関係している可能性があると指摘。この機能は、iPhoneの画面を見つめているとき、通知音の音量が下がるように設計されています。

 

つまり、iPhoneユーザーが眠っているときでも、この機能が間違って注視を検出してしまい、アラームの音量を下げているかもしれないというわけです。もっとも、アップルはこれが本当に原因かどうかを確認していません。

 

この機能を無効にするには、設定アプリを開き、「Face IDとパスコード」をタップ。そこで「画面注視認識機能」をオフに切り替えます。

 

また、やはり設定アプリの「サウンドと触覚」内にある、着信音と通知音のボリュームを下げ過ぎていないかを確認するのもよさそうです。

 

iPhoneのおかげで寝坊せず、どうにか通勤通学をこなしてきたユーザーにとって、音が鳴らない、あるいは音が小さくて聞こえないのは困りものです。アップルからの続報や、修正アップデートの配信を待ちたいところです。

 

 

Source: Joanna Stern(X) 
via: The Verge