岐阜市で不動産業を営む「ゆずり葉」は、同市長住町に黒毛和牛専門焼き肉店「三代目下村牛ゆずり葉」を開いた。鬼頭伸幸社長は、「中心市街地活性化の一役を担い、人に笑顔を与えられる店づくりを進めたい」と思いを語った。

 同店は、小規模な居酒屋など飲食店が集まる「岐阜横丁」にある。カウンターや個室、半個室など全60席。広さは、1、2階合わせて約190平方メートル。

 愛知県大府市の畜産農家が生産するオリジナルブランド「下村牛」を一頭買いし、提供する。鬼頭社長は「下村牛」の特徴を「やわらかい肉質とほどよい口溶けでうまみが凝縮されている」と説明。希少部位も取りそろえる。

 鬼頭社長はロース1人前990円などの値段設定について、「少し高め」とするが、「それに見合うおいしさ。ぜひ一度食べに来てほしい」と呼びかけた。