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上手に使ってちょっと楽しちゃおう。

AIやChatGPTの話を聞かない日はないくらいになってきていますが、日常生活でAIをどのように使えばいいのかわからない…という人も多いはず。にもかかわらず、ChatGPTの実用的な使い道はこうだよと教えられていません。AIの登場で私たちの仕事が奪われ、世界が急速に進歩するはずだったのに、メールを書くことさえAIにお任せできていない状況。

任せられること、任せすべきではないこと

ChatGPTを実生活でコツは、使うべきタスクと、使うべきではないタスクを知ることです。一般的なルールとして、比較的リスクの低い小さめのタスクを自動化することから始めるのがいいかもしれません。AIに日々の生活をちょっと助けてもらいつつ、ストレスを減らしてもらえたら理想的ですよね。

そして、仕事で重要なタスクはまだAIに任せないほうがいいと思います。重要なメールの作成、上司へのプレゼンテーション資料の作成、影響の大きいキャリア選択などは、ChatGPTには荷が重すぎるかも。でも初期段階の作業ではいい働きを見せてくれるので、活用してみるのはいいと思います。

もうひとつポイントとしては、ChatGPTに個人的すぎるタスクをさせないほうがいいということ。たとえば好きな人への手紙を書かせたり、苦しむ友人を励ましたりなど人間性が重要な要素となるようなタスクです。こういったタスクは自分でやりましょう。でもAIがまったく役に立たないということではありません。

こうしてAIが人生のさまざまな側面で助けてくれる機会はあります。ChatGPTやその他のAIチャットボットが、あなたの日常生活を助けてくれる実用的な方法を10個、紹介します。

誕生日プレゼント選び

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プレゼント選びが苦手な人は多いかもしれません。誕生日や記念日が来るたびに悩むようでしたら、ChatGPTが助けになるかもしれません。「庭いじりが好きな母へのプレゼントを選んでほしい」や「アウトドア活動が好きな友人へのアクティビティギフトを選んでほしい」とAIチャットボットにお願いできます。

脳が空回りしてアイディアが浮かばないときに、アイデア生成に長けているChatGPTは最適です。アイディアのリストを作って出してきてくれます。AIはこういった自分では思いつかないアイデアをたくさん出してきてくれるツールですが、最終的には本人が決めましょう。

ちょっとバカな質問をする

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バカな質問すぎて人に聞けない、でも気になる。そんな疑問はありませんか? そんなときはAIチャットボットにお任せです。Google(グーグル)で検索するよりもスピーディーに回答が得られます。特にChatGPTは、ニッチなトピック関連の質問に強い傾向があります。

たとえば「エアコンはどうやって働く?」といった一般常識な疑問があるとします。さらに「空気を冷やす化学物質がなんでずっとなくならないの?」といった細かい質問もに対しても、ChatGPTは的確に答えてくれます。

プロジェクトのブレスト

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ChatGPTの最良の使い道のひとつは、作業プロジェクトの立ち上げ時です。どこから手をつければよいかわからないときにAIはその出発点を与えてくれる素晴らしいツールです。

たとえば、子どもの学校のPTAをやっていて子供たちの外遊び促進のための新たな取り組み考えなければいけないとします。最初のアイデアのリストを作るプロセス自体がたいへんで、ひとつかふたつしか思いつかないかもしれません。そんなときはChatGPTを使って、AIにアイデアを出してもらいます。それを人間の私たちが自分たちの状況と照らし合わせて精査して、ベストなものを選ぶというやり方です。

AIが自分のアシスタントで、自分が上司という意識を持つといいかもしれません。

デートの計画

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ロマンチックではない人にとって、パートナーとの記念日など特別なデートを計画するのは結構むずかしいこと。そんなときもAIが役立ってくれます。ChatGPTなら、自分一人では思いつかないデートのアイデアを提案してくれます。

ここでの上手なAIの使い方は、あなたとパートナーの両方が楽しめることをチャットボットにしっかりと伝えることです。マンネリ化してきていたデートに変化が出てくるかもしれません。

聞く時間がない長いポッドキャストの要約

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この世にはコンテンツが溢れすぎていて、見たい、聞きたいことはたくさんあるのに時間がない!ということはよくあります。そこで、ChatGPTに長尺のポッドキャストの内容を要約をお願いしてみてはいかがでしょうか。

たとえば、自分が興味のあるヘッジファンドのポッドキャストの内容を知りたいけれど、その内容が3.5時間の長尺インタビューだった場合。「ヘッジファンドのポッドキャストで〇〇さんは何を話したか」とChatGPTに尋ねれば、番組内で話したトピックの概要を教えてくれます。

さらに、関心のある特定の話題について掘り下げた質問をしても、しっかりと詳細を教えてくれます。興味のないトピックはスキップできるように、その部分の時間の情報も教えてくれますよ。

晩御飯の献立

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仕事から帰ってきて疲れ切っていて、晩御飯に何を作るか考えられず、でも外食に行くお金の余裕は今日はない、そんな経験はありませんか? そんなときこそChatGPTが活躍します。冷蔵庫の残り物から何か作れないかAIに聞けば、いい感じのレシピを教えてくれるのです。

たとえば「卵、味噌、にんじん、白菜で作れる手っ取り早い夕食は?」といった具合に、冷蔵庫の中身をChatGPTに入力します。私の場合は、煮卵入り野菜味噌スープのレシピを教えてくれました。

下準備から完成まで丁寧な手順、入れてもよい追加の材料、そして所要時間まで教えてくれます。長い1日の終わりにこれほど役立つ機能はないかも! 疲れ切ったときにホッとできるよき機能だと思います。

ワークアウトのメニュー

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パーソナルトレーナーを雇う余裕はないけど、自分に合った運動がしたい場合、ChatGPTにお任せできます。AIは、あなたの目標達成を助けて、好みに合わせたしっかりとした筋トレメニューを提案してくれます。

継続して運動するのが難しい理由は、挫折しない運動プログラムを立てられていないからです。ChatGPTに「週3日の腕と背中の筋力トレーニングメニューを教えてほしい」と言えば、かなり役立つ内容を提案してくれるでしょう。お気に入りのフィットネス専門家のアドバイスを取り入れるようにAIに指示することもできます。

友達が困っているときのアドバイス

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ChatGPTはセラピストや親しい友人の代わりにはなりませんが、特定の状況では役立つ可能性があります。

恋愛の相談を友達からされて、アドバイスを求められることってありますよね。助けたいけれど、自分ではどう答えたらいいか、どんなアドバイスが最適なのかわからないときもあります。また、友人のプライバシーを守らなければいけない場合、他の人に相談はできません。そんな状況で、ChatGPTはセカンドオピニオンとして役立つでしょう。

ただ、ChatGPTの答えを盲目的に受け入れる必要はまったくないことを覚えておいてくださいね。

キャリアコーチ

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キャリアアップを考えているとき、メンターや専門家を見つけるのは難しいものです。そんなとき、ChatGPTはいい解決策になり得ます。

「エンジニア分野でのネットワークを広げたい」など、具体的な目標をチャットボットに伝えると、アドバイスをしてくれます。ChatGPTは履歴書のレビューもしてくれ、同業他社の人たちと比べてどの程度か評価してくれます。

完璧なキャリアコーチというわけではありませんが、一人で考えているよりはよっぽど助けになります。

自分のプロジェクトを始める

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仕事以外でやってみたいプロジェクトはあるけれど、どこから始めればいいのかわからない、そんな経験、誰もがありますよね。

たとえば自宅で鳥の巣箱を作ってみたいと思っているとしましょう。始める前に必要な情報やツールがたくさんありますが、そういった情報を手に入れる最も手っ取り早く効率的な方法がChatGPTを使うことです。Google(グーグル)検索よりも、具体的な質問に答えてくれ、信頼できるリソースを教えてくれます。

ChatGPTやその他のAIチャットボットは、あくまでアシスタントと考えるのがベストです。実生活で個人アシスタントがいたらどう活用するか考えてみると、自分に合ったChatGPTの使い方が見えてくるかもしれません。

自分に代わって決断を下すようなことは頼まないけれど、課題に取り組む際の手伝いはお任せしてしまっていいんです。小さなことからお手伝いとして、ぜひ使い始めてみてください。なんだ、自分でやらなくていいんだ、とか自分一人だったら浮かばないアイディアだったなとか、気づきがあるはずです。

今年から生成AIを使ってみたい人へ。ギズではこう使ってます 「生成AIすごい」っていうけど、みんなどうやって使ってるの?2023年はAIの話題があちこちを騒がせた年でしたね。ChatGPTが新バージョンのGPT-4をお披露目し、マイクロソフトとGoogleが、自分たちのサービスにAIアシスタントを搭載してきました。いよいよ、誰にでも手が届くところに生成AIツールが広まり始めた感じです。私たちこうやってAI使ってますただ、いきなり「このAIアシスタントに願 https://www.gizmodo.jp/2024/01/5-use-cases-for-generative-ai.html