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サッサと買い替えてねってこと?

いまパソコンはWindows 11マシンですという人には関係ありません。ですが、まだWindows 10を使っているという方。来年秋以降はどうしますか? そのまま使い続ける選択肢もないわけではありませんけど、かなり非現実的という現実が明らかになりました。

延長サポート料金はハンパない!

Microsoft(マイクロソフト)は、Windows 10のサポート終了後、企業団体などに向けて提供する有償のESU(拡張セキュリティ更新)サブスクリプションの概要を発表。すでに2025年10月14日以降、引き続き安全にWindows 10を使い続けるためのオプションが存在することは報じられていました。だけど、その料金は?

その謎が今回初めて明かされました。初年度のサブスクリプションの利用料は、1台につき61ドル(約9,300円)に決定。驚くべきことに、この利用料は、1年が経過するごとに倍にアップしていきます。2年目は122ドル(約1万8500円)、3年目は244ドル(3万7000円)、4年目は488ドル(約7万4000円)と、もう4年後には14万円近い出費に! これ余裕で新しいパソコンが買えますよね〜。

Windows 12も出るらしいけど…

Windows 10からWindows 11への移行がスムーズに進めば、こんな悩ましい選択肢は考えることすらないでしょう。ですが、まだ世界のパソコンユーザーの7割近くは、Windows 10を使い続けているなんてデータまであるそうです。

Windows 11にしたくても、マシンのスペックが足りておらず、アップグレードで移行できません。もう買い替えるか、そのまま使い続けるかの二択しかないというのが、多くのユーザーの現状のようですよ。

それならば、もう今年の夏にでも出るというWindows 12マシンに買い替えればよいのでは、と思いますが、Windows 12は「AI PC」の時代を切り開くなんて謳われています。つまり、Windows 11からのアップグレードすら簡単ではなさそうな、

さらにハイスペックのマシンが要求されそう。もうどれだけ高くなるの…? 少なくとも、いまギリギリでWindows 11が動いているという状況だと、厳しい相談になることでしょう。

あくまでも今回の発表は、企業団体などが有償サポートでWindows 10を使い続けるための、1台あたりの料金設定と説明されています。しかしながら、この設定から考えるに、個人ユーザーに向けても、年間で数千円の出費が続くことになるのは間違いなさそう。安くで手軽にパソコンが使えた時代が過去のものとなっていきそうですね。

Source: Microsoft

令和6年に5万円以下でWindowsパソコンを買ってみた話 Sモードで生きられますか?日に日に春らしくなり、なにか新しいことを始めたくなる季節。そうだ、パソコンを買ってみよう! それくらいのノリで家電量販店へ出かけて買う場合、きっとそこまでハイスペックで高額なモデルは望まないでしょう。できれば5万円でお釣りがくるようなモデルだとハードルも下がります。でも、5万円以下のパソコンって使い物になるのでしょうか?低価格Windows PCに搭載される「Sモード」 https://www.gizmodo.jp/2024/03/got-windows-pc-under-50000.html