気温が高くなってくる春から初夏にかけては、多くの花が見頃を迎えます。

街中を歩いていて、かわいらしい花を見つけると、つい足を止めてカメラを構えたくなりますよね。

中には「どうしてここに…!?」というような場所で、たくましく生きる植物もあるようです。

オフィス街の真ん中で見つけたのは…?

ある日、赤夏(@akasasimi)さんは、街中で異様な光景を目にしたといいます。

歩いていたのは、ビルなどが建ち並ぶオフィス街。

ビルの前の植え込みから伸びていた『ある植物』を見た赤夏さんは、その姿に驚いたとか。

なぜならそこには、数十年に一度しか見られないレアな光景があったのですから…!

リュウゼツランの写真

赤夏さんが見つけたのは…今にも花を咲かせそうなリュウゼツランでした。

メキシコを中心にアメリカ南西部と中南米の熱帯域に自生するほか、食用や観葉植物としても広く栽培されており、テキーラの原料としても有名な、リュウゼツラン。

ですが、リュウゼツランは花が咲くまでに数十年を要する上、一度だけ花を咲かせると枯れてしまうのです。

気候や土壌にもよりますが、日本では30〜50年で開花するといわれており、花が咲いた状態を見られるのは『レア』といえるでしょう。

その貴重さゆえに、100年に一度開花すると誤認されたことから、『センチュリー・プラント(世紀の植物)』とも呼ばれるほどです。

リュウゼツランの写真
※写真はイメージ

そんな貴重な瞬間が、まさに生まれようとしているのは、オフィス街のど真ん中。

赤夏さんは、今にも花を咲かせそうな花茎を見て「えっ…リュウゼツラン…咲くの?こんなオフィス街の真ん中で…?」と驚きと興奮を隠しきれなかったようです。

X(Twitter)に投稿された写真には、さまざまなコメントが寄せられています。

・マジ?オフィス街の真ん中で…?

・おぉ、実物が見られる場所に住まれていてうらやましい。

・うわぁすごい!お手入れしてる人、尊敬するなぁ。

・ずいぶん派手に咲くんですね!貴重な瞬間を見てみたい!

・これ、近所にあって咲くまで誰も除去しなかったな。咲いた時、しばらく近所の人たちが見に来ていたイメージ。

自身もリュウゼツランから作られる『アガベシロップ』が好きで、台所に常備しているという、赤夏さん。「せっかくなので、のびのびと咲いてほしいなと思います」とコメントを寄せていました。

都会の真ん中でたくましく咲くリュウゼツランは、働く人たちに元気を与えてくれそうですね!


[文・構成/grape編集部]


出典
@akasasimi