『SUNNY VOYAGE 2023』横浜ラジアントホール(2023年6月10日)
○ジェイク・リー&YO-HEYvs杉浦貴&AMAKUSA×

 6・17名古屋大会のGHCヘビー級王座戦「(王者)ジェイクvs杉浦(挑戦者)」に向けた最後の前哨戦で、ジェイクが必殺FBS(Face Break Shot※串刺しフロントハイキック)で一撃KO。「シバいてやる」と単純明快なラストメッセージを突きつけた。

 試合権関係なしの大乱闘を繰り広げつつ、これまでの前哨戦は1勝1敗。最後の前哨戦となったこの日は、序盤こそグラウンドで緊張感ある探り合いを繰り広げたが、中盤に再び対峙すると一気に弾けた。

 猛烈なエルボー合戦を繰り広げ、杉浦がジャーマンでぶん投げれば、ジェイクも右ハイキックで返礼。ならばと杉浦も前回前哨戦で絞め落としたフロントネックロックで絡みついたが、ジェイクも今回は力技のブレーンバスターで引き剥がしてみせた。

 そして最後を制したのはジェイク。カットプレーで入ってきた杉浦にジャイアントキリングを見舞うや、すかさず試合権のあるAMAKUSAにもジャイアントキリングを発射。さらにはロープ越しのFBSで杉浦を場外に弾き飛ばすと、返す刀でAMAKUSAにもFBSをぶち込んで完璧な3カウントを奪い去った。

 場外で大の字となった杉浦を眼下に、コーナーに上がってベルトを掲げて危険に高笑い。マイクを握るや「杉浦テメーこの野郎、人をボコボコ殴りやがって。まぁ俺も人のこと言えないけどね。まぁいい…次、もっとシバいてやるよ」と叫んだ。

 バックステージでも「あんな元気のいいオッサン、他にいるかよ! ホントここは退屈しねえな。次はもうシングルだよ。極めてやるよ。ぶん殴ってやるよ。そして顔面蹴り飛ばしてやるよ」と通告。極め合い、殴り合い、シバき合い。単純明快なラストメッセージとともに、名古屋決戦へ待ったなしとなった。

【ジェイクの話】「クソー。何歳だっけ? 51? 52? あんな元気のいいオッサン、他にいるかよ! ああ、ああ、ああ、ホントここは退屈しねえな。次はもうシングルだよ。極めてやるよ。ぶん殴ってやるよ。そして顔面蹴り飛ばしてやるよ」