『#ajpw ジャイアントシリーズ2023〜北海道篇〜』美幌町スポーツセンター(2023年11月3日)
世界タッグ選手権試合 ○斉藤レイ&斉藤ジュンvsヨシ・タツ&大森隆男×

 大森&ヨシ・タツが世界タッグ王座戴冠ならなかったものの、ブラックめんそーれの提案でGAORA王座挑戦者決定戦が浮上した。

 ベテランコンビは再浮上を図るべく世界タッグ王座に照準。10・21後楽園大会で王者・ジュン&レイをバックステージで襲撃し、この日の挑戦を実現させた。

 二人はここまで北海道巡業3連勝。「とっておきの連係技」を予告し、万全でタイトルマッチを迎えた。大森が長らく捕まる劣勢が続いたが、串刺し延髄アックスボンバーで打開すると、ヨシ・タツもフロントハイキック、ミドルキック連打で続いた。終盤にはヨシ・タツがスイングDDT、大森がアックスボンバーを立て続けに叩き込んで勝機を作ったが、最後は大森がレイのダイビングボディプレスに沈んだ。

 ベテランの意地で奮闘をみせた大森とヨシ・タツだったが、世界タッグ獲りはならなかった。チャンスを逸し、落胆する二人の前に現れたのがめんそーれ。「二人で世界タッグを獲って、最短ルートでトップ戦線に返り咲くって言ってましたよね? だったらタッグが取れなかったらシングル目指せばいいじゃないですか」と提案。「それぞれ狙っていきましょうよ。GAORAを。俺も狙ってくよ。だから、それぞれで田中稔のGAORAのベルトを目指して、最短ルートでベルト獲りにいきましょうよ」と呼びかけた。

 GAORA TV王座は現在、GLEATの田中稔が保持。その挑戦権を3人で争おうというのだ。これには二人も前向き姿勢。この3人がGAORA挑戦権争奪戦を繰り広げる可能性が浮上した。

【試合後のヨシ・タツ&大森】

▼大森「クソ〜! 悔しい!!!」

▼ヨシ・タツ「もう少しで最後取れそうだったんだけど。惜しかったよ。もうちょっとだったよ」

※ブラックめんそーれがやってくる

▼めんそーれ「シャシャシャーンッ!」

▼ヨシ・タツ「なんだお前?」

▼めんそーれ「大森シャン、前を向いてくださいよ。確かに世界タッグは負けちゃいましたけど、下向いてる大森シャン、ヨシ・タツシャンは見たくないですよ」

▼大森「だったら何だってんだよ!!」

▼めんそーれ「二人で世界タッグを獲って、最短ルートでトップ戦線に返り咲くって言ってましたよね? だったらタッグが取れなかったらシングル目指せばいいじゃないですか」

▼大森「シングルって何のベルト目指すんだ!?」

▼めんそーれ「良いベルトがあるじゃないですか。GAORAですよ。大森さんがまだ獲ったことないGAORA」

▼ヨシ・タツ「え? 大森さんまだ巻いたことないんですかぁ?」

▼大森「散々挑戦したけど、まだ獲れてねえな…」

▼めんそーれ「ヨシ・タツさんだって前に巻いてたでしょ?」

▼ヨシ・タツ「俺、最長記録持ってる!」

▼めんそーれ「ゆかりのあるベルトでしょ?」

▼大森「ゆかりって……やめとこ」

▼ヨシ・タツ「俺は最長防衛記録にあと一個だけなんだよ」

▼めんそーれ「それぞれ狙っていきましょうよ。GAORAを。俺も狙ってくよ。だから、それぞれで田中稔のGAORAのベルトを目指して、最短ルートでベルト獲りにいきましょうよ」

▼ヨシ・タツ「いいね」

▼めんそーれ「(※崩れ落ちている大森に)大森シャン! 前を向いて。俺たちの前にGAORAはあるんだ」

▼大森「前を向いて、前向きに考えとくわ。ちょっと敗戦のショックで、すぐにおいそれとは言えないけど。相変わらずユー、前向きだね」

▼めんそーれ「シャーッ! GAORA行くぞシャーッ!」