AEWコンチネンタル王者オカダ・カズチカが現地時間20日、イリノイ州ピオリアで行われた『AEWコリジョン』でPACと最後の前哨戦に敗戦。試合後の乱闘でも劣勢に追い込まれた。

 明日4・21セントルイス大会『ダイナスティ』でPACとのAEWコンチネンタル王座防衛戦を控えるオカダ。3日前の『AEWダイナマイト』では6人タッグによる前哨戦に快勝。この日、ヤングバックス(マシュー・ジャクソン&ニコラス・ジャクソン)とのトリオで、FTR(キャッシュ・ウィーラー&ダックス・ハーウッド)と組んだPACとの前日前哨戦に臨んだ。

 先発で飛び出したオカダはエルボーを連発するPACに先制を許してしまう。右腕にダイビングフットスタンプを投下され、グラウンドコブラツイストで絞め上げられるなど、レインメーカー封じの腕攻めに苦もん。高速ジャーマンでPACに投げられた。

 その後もオカダはFTRの合体パイルドライバーを食らったが、PACのシューティングスタープレスが不発に終わると、フロントハイキックで逆襲。ヤングバックスが二人がかりで暴行すると、オカダがフラップジャックで叩きつけた。

 終盤にはヤングバックスとの連続攻撃でハーウッドを追い込んだが、3カウントは奪えず。PACのトラースキックで蹴散らされたオカダはウィーラーのトペスイシーダを被弾。その間、リング上でPACがブラックアロー(キリモミ式シューティングスタープレス)を発射してマットから3カウントを奪った。

 最後の前哨戦は挑戦者・PACに凱歌。試合後もオカダはPACと乱闘を展開したが、飛びつきコブラツイストで絞め上げられてしまった。ヤングバックスに救出されたオカダは花道上にへたり込んだものの手招きしてPACを挑発した。