料理家のなかしましほさんが神奈川・鎌倉の暮らしの中で見つけた、いいモノ、いい店、いい景色を集めました。飲食店から花屋さんまでお気に入りのショップ53軒ほか、魅力あるさまざまな所が登場します。鎌倉の住人になった気分で、巡ってみてください。なかしまさんが散歩しながら考えた、オリジナルレシピも40点、紹介しています。

なかしましほさんと鎌倉。

江ノ電の路線で海を眼前にする七里ヶ浜駅と鎌倉高校駅の間、という絶好のロケーションにあるクラフトアイスクリームのお店〈HOLIDAY ICE CREAM STORE〉にて。
立ち寄りたい、とっておきの店として紹介したのは〈Pho RASCAL〉。メニューは「フォ・ボー」(牛すじのフォー)など。スープまで飲み干したい。
鎌倉駅西口の大きな通りから少し入った小道にあるお花屋さん〈CHIC FLOWER STAND〉へ。地元で親しまれたお菓子屋さんをリノベした、白く大きなガラス窓が目印。
少し前に鎌倉山にオープンしたCBDオイルショップ〈ENDOCA〉。「きちんと許可を受けたものと聞いて、試してみることにしました」となかしまさん。外国のハーブ薬局をイメージしたという木造りの店内にも注目。
なかしまさんが見つけた「頼りになる鎌倉のお店」のひとつ〈かかん 梶原店〉。右から「かかんの麻婆ソース」「かかんの魯肉飯の餡」、坦々麺用のペースト「かかんですよ 坦々ソース[ワイルド]」。「レシピよりも多めに豆腐を入れるのが好き」と、なかしまさん。
本誌で紹介している、鎌倉とその周辺のお店をマップに。飲食店から花屋さんまで、魅力あるさまざまな所が登場します。鎌倉の住人になった気分で、巡ってみて。

自宅とアトリエのある神奈川・鎌倉と、東京・国立の〈foodmood〉を行ったり来たりの生活をしている料理家のなかしましほさん。そんななかしまさんが生活の場に選んだ鎌倉の暮らしはどんなきっかけから始まったのでしょうか。

なかしましほさんのお店〈foodmood〉とレシピ。

なかしまさんのお菓子というと、丸いクッキーにいろんな顔が描かれた、「スマイル ビスケット」を思い浮かべる人が多いよう。チョコレートで、髪形を工夫しても。皆さんはどの顔が好き?
味に深みのある韓国料理。塩やだしの利かせ方は、韓国の友人宅での味を思い出しながら再現。それも楽しい作業です、となかしまさん。
生のメロンで作るソーダのレシピを紹介。おうちで作る、青肉と赤肉、2種類の生メロンソーダはグラス選びも楽しみたい。
現在はネットショップのみでお店を続けている〈foodmood〉。人気の品がぎっしりと詰められて、東京・国立から全国へお届けする様子も。

なかしまさんが営む焼菓子のお店〈foodmood〉。今は通信販売で全国のファンに焼菓子を届けている。その傍ら、鎌倉の仕事場でレシピを開発するなどの仕事も。ここでは、〈foodmood〉についてや仕事を通して生まれたレシピをご紹介します。

足を延ばして、横浜、白金、軽井沢、新潟...。

焼菓子ブランド「PLAIN BAKERY」がある〈YAECA HOME STORE〉を訪問。住宅を改装した店舗には焼菓子以外にも衣類や家具などが置かれている。
〈南部市場〉は横浜市のシーサイドライン沿いにあり、まぶしく活気ある場所。一角にはお茶の〈栗田園〉さんのジェラート屋〈まるくりジェラート〉も。
イギリスのグローサリーの雰囲気をそのまま吉祥寺に持ってきた〈MELROSE AND MORGAN〉。ケースにぎっしりと並ぶベイクは、大きさ、甘さも日本の消費者を気遣っている。
「私の理想のスーパー」と案内してくれたのは、軽井沢にある創業131年余の老舗スーパーマーケット〈TSURUYA〉。流行りをおさえつつ長野の味を感じるオリジナル食品がおもしろい。

おなじみのカフェから、注目の市場にできたジェラート店、〈foodmood〉のパッケージを作ってくださる工場など、なかしまさんが気になる場所へもお邪魔しました。そこから生まれたレシピとともにお届け。

このムックは、雑誌Hanakoの連載「散歩のレシピ」(2018年9月27日号〜2023年7月号)を中心に、2022年5月発売の『Hanako特別編集 鎌倉びいきが教える 鎌倉の答え。』から記事を再編集し、加筆したものです。

多くの人が訪れ、ファンになってしまう街、吉祥寺。
近頃、吉祥寺にはまるで海外に赴いたかのような感覚になれるお店が増えています。
そこで今回の『Hanako CITYGUIDE』では、現地の味や雰囲気を十分に堪能できる
魅力的なスポットを旅するように訪問。
いつもとは違った非日常の時間を楽しみます。
吉祥寺が、また行きたい“旅先”のひとつになること間違いなしです。