ごはんが大好きないぬのなかには、食べ終わったあとに「もうないの?」という食いしん坊の子もいます。今回ご紹介するのは、「ごはんおしまい」の言葉が信じられず、思わずある行動を取ってしまったいぬ。X(ツイッター)で2000件以上の“いいね”を集めた投稿について、飼い主のチョコスキー(@gillechoco)さんに詳しいお話を伺いました。

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「本当にもうないの?」と確認するいぬが話題

「『ごはんおしまい』の言葉が信じられなくて自分の目で確認するいぬ」

 そんなひと言が添えられた動画には、飼い主さんの声に耳を傾けたあと、テーブルの上を確認するボーダーコリーの姿が映っています。その様子はまるで、飼い主さんの言葉が理解できず「本当にもうないの?」と確認しているようです。

 この動画がXで公開されると、2000件以上の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「へ!? 終わり? ちょっと何言ってるかわからない」「いぬはショックを受けています 予想外の」といったコメントが集まっています。

いぬと暮らすのが夢だった飼い主さん 「ジル」は長女が命名

 動画に映っていたのは、ボーダーコリーの「ジル」くん。4歳の男の子です。かっこいいお名前が決まるまでは「ぽん太」「タロー」などさまざまな案があり、ジルくんに決定するまで約2週間かかったといいます。

「子どもたちも全員そうなんですが、顔を見て、実際に触れて、一緒に過ごしてから名前を決めるようにしています。ジルといういい名前は、長女がつけてくれました」

 飼い主さんはいぬと暮らすのが夢だったそうですが、お迎えできるようになったのは「子育てがひと段落して、いぬに時間とお金をかけられるようになったから」でした。

「ボーダーコリーという犬種は最初から選択肢にありました。もっと大型の子も夢見ていましたが、我が家のリビングが2階にあり、介護が必要になったときに抱っこして2階に連れていける子ということで、中型犬のボーダーコリーになりました。それに、顔が好きなタイプだったという理由も!」

子いぬの頃はわからなかった言葉が最近ではわかるように

 今回話題になったのは、飼い主さんが夕食を取っていたときの動画です。「おしまい」と伝えると、ジルくんは納得がいかなかったのか、椅子に飛び乗って自分の目で確認するかのようにテーブルの上を見ます。

 子いぬの頃は、人間の言葉があまりわからなかったというジルくん。しかし、徐々に通じ始めて「日々、理解の幅が増えています」と、最近ではしっかり意思疎通できるようになったそうです。

「『おしまい』という言葉は遊びの終わりによく使っているので、だいぶ前からわかっていると思います。ただ、納得できないことはいぬにもあるようで、すぐには聞き入れません」

 動画撮影後も、しばらく飼い主さんのそばにいたジルくん。ようやく諦めてダイニングから出ていったといいますが、トボトボと哀愁を漂わせていたそうです。

 子いぬの頃から食べるのが大好きで、食べ物ならなんでも大好きだというジルくん。飼い主さんのブログ「わんだほ〜DAYS」では、ジルくんのエッセイ漫画が読めますよ。

Hint-Pot編集部