画像はマツダスタジアム

5月5日  ●0−4DeNA(マツダスタジアム)
DeNA 000 202 100・5
広   島 000 000 000・0

広島通算28試合11勝13敗4分け(1日で4位から6位後退、首位阪神まで3・5差)
13時30分開始・2時間56分、31,561人
相手先発 〇大貫7回3安打無失点
広島本塁打 −
DeNA本塁打 佐野1号2ラン、牧4号2ラン
広島登録抹消 −

広島スタメン
一番レフト秋山
二番センター野間
三番ショート小園
四番キャッチャー坂倉
五番ファースト田中
六番ライト田村
七番サード羽月
八番セカンド矢野
九番ピッチャー●九里(6試合3敗)6回97球9安打4失点(自責4)

 

広島は開幕投手を務めた九里が6戦未勝利、という厳しい結果に直面した。

 

九里は直近の2試合、計17イニング無失点でも勝ち投手になれなかった。そういう状況が続くと、どうしても流れが悪くなる。

 

序盤3回はノーヒットピッチングだったが四回、先頭の桑原に初安打されると一死二塁から三番佐野に1号2ランを許した。六回には牧にも4号2ランを打たれた。

 

今の広島打線を考えれば2点以上失えば勝てる可能性はほぼなくなる。案の定、DeNA先発大貫の前に3安打止まり。八、九回もブルペン陣に抑えられて今季9度目の無得点試合となった。

 

懸命に投げる九里ではあるが、振り返ってみれば同じことの繰り返し。開幕戦の横浜スタジアムでは3点の援護をもらった三回直後に度会に3ランをライトスタンドに叩き込まれた。浮いたスライダーだった。

 

4月12日の東京ドームでは巨人打線に打ち込まれて六回途中KO9失点。坂本には二回、真ん中付近のスライダーを、岡本和には四回、真ん中付近の真っ直ぐを柵越えされ、六回に7失点炎上…

 

大入りが続くマツダスタジアム、こどもの日のカープファンにとっては見るべきものはほとんどなく、試合後スタンドに響いた声の主も地元・広陵高OBで現在の岡山市出身のDeNA佐野だった。

 

「プロ野球選手を夢見るこどもたちへ」と振られると「夢を諦めなければ、ボクみたいにぎりぎりでプロ野球選手になっても試合に出られるんだっていうのを見て欲しいと思います」と話して笑顔になった。

広島は本拠地でも6勝6敗3分けとなり、わずか1日で4位からまた最下位に後退した。(ひろスポ!取材班&田辺一球)