サッカー元日本代表の前園真聖氏が18日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」(月〜金曜・後9時)に生出演。今季限りでの現役引退を発表したドイツ1部フランクフルト所属の元日本代表MF長谷部誠について、コメントした。

 この日、長谷部の引退会見の記事が紹介されると「W杯3度出場のキャプテンですから。現役でドイツリーグで先々月もスタメンでプレーしてますから、実は契約も27年までフランクフルトと残ってる。でも、チームの方から『君はこれからどうしたい?』と提示があったと。自分は指導者も選択肢の一つとして考えていると。要は引退してもチームに何かしらのポストを用意するから、君はここから出ないでくれってことです」と長谷部の引退を選んだ状況を説明。

 「プレーヤーとしてはもちろんなんですけど、彼の人間性なんですよ。出ない時も出る時も常にピッチ、練習場の中での彼の振る舞い、言動が評価されている。若手のお手本になってるんですよ。だから、チームは絶対にこの人を外に出しちゃいけないということで、彼はドイツの中の指導者ライセンスを途中まで取っていて。日本人の選手は海外で活躍してるんですけど、海外で指導者として活躍するまでは行ってないので、長谷部選手みたいな方がキャリアを積んで、ドイツのトップリーグの監督とかになると、一つ、日本の時代が変わっていくと思う。それくらいの人材です」と評価していた。

 長谷部は2006年から日本代表に選出され、10年南アW杯直前の5月30日のイングランド戦から8年間主将を務めた。18年ロシアW杯直後に代表引退を表明。08年にドイツ1部ウォルフスブルクに移籍し、13〜14年シーズンのニュルンベルクへの期限付き移籍を経て、14年からフランクフルトに在籍。今季でドイツ通算17年目のシーズンを迎えている。