人気美容家の神崎恵が21日、大阪市内で自身初の料理本「神崎恵のおうちごはん―さあ、なに食べる?」のサイン本お渡し会に出席した。

 これまでも料理本の出版依頼はあったが、今回の決め手は「料理が苦手な方もたくさんいらっしゃるので、ぜひ苦手感を出してもらいたい。苦手な中でいろいろと工夫してきたことを、ぜひ本にという新たなお声がけをいただき、本にしました」とアピールした。たっぷり127レシピを掲載。こだわりは日常の自分らしい料理を、雰囲気ごとそのまま詰め込んだことだという。「自宅のキッチンで作りました。食器も盛りつけも“見せる料理”ではなく、日常です。本当はもっと載せたかったので、ぜひ続編を」と希望した。

 今年24歳、20歳、8歳になる3人の男児の母親。子供に向けたレシピノートを何年も書き続けており、すでに5冊目に入っている。「息子たちには一人で生きていくにはもちろん、パートナーと生きていくにしても、どちらか作れる方が作ればいい。そうやって助け合って、それをシェアできたら生きやすくなるだろうし、家族みんな丸くなるだろうなという思いです」と、子どもたちと一緒に料理することも明かした。

 今作には「しょうが焼き」や「から揚げ」といった、家庭でおなじみの料理レシピも掲載。「“母ちゃんの味”をテーマにして作りました。時短レシピも今の時代に合った母ちゃんの味で、そこに愛情やひと手間が入るとそれだけで伝わるものもあると思います」と熱弁。週末にはなるべく家族で食卓を囲むように意識しており「みんな外で戦っているので、休みの日はなじみの味が落ち着くのかなと。それぞれの好きなものを作ったり、何にしようかなと考える時間も楽しんでいます」と笑みを浮かべた。

 美容家としても、栄養のバランスには気を配っている。「美容にいいものは、体にいいもの。そういうものをなるべく選んで取り入れています。でも栄養素を考えて買い物をするのは大変。いろんな色の野菜を入れると、いろんな栄養素を取り入れられる傾向もあるので、そこを意識しています」と、難しく考え過ぎずにできる、バランスのよい栄養の取り方もアドバイスした。