女優・吉高由里子が主演で平安時代を生きた紫式部を演じるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜・午後8時)の第16話が21日に放送され、世帯平均視聴率が10・5%となったことが22日、分かった。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

 初回は12・7%。1963年「花の生涯」からの大河ドラマの初回世帯平均視聴率としては1989年「春日局」の14・3%を下回り、歴代最低の数字に。第2話は12・0%。第3話は12・4%。第4話は11・3%。第5話は11・7%。第6話は11・0%。第7話は10・9%。第8話は10・8%。第9話は11・2%。第10話は10・3%。第11話は11・4%。第12話は10・6%。第13話は10・9%。第14話は10・8%。第15話は10・7%。今回は前回から0・2ポイント減。個人視聴率は6・1%。

 1996年「ふたりっ子」(NHK連続テレビ小説)、10年「セカンドバージン」(NHK)などを手がけた大石静氏が脚本を担当。大石氏は06年「功名が辻」に続き2回目の大河となる。物語は平安時代を舞台に、世界最古の長編小説とされる「源氏物語」を生み出した紫式部の生涯を描く。紫式部が心を寄せる藤原道長役を務めるのは俳優の柄本佑。道長は源氏物語の主人公・光源氏のモデルともされており、ドラマでは紫式部と幼なじみのような関係で愛し合い、時にぶつかり合う姿が描かれる。

 第16話は「華の影」。石山寺からの帰路、まひろ(吉高)は思いかけず、さわ(野村麻純)を傷つけていることを知り落胆する。宮中では、後宮に伊周(三浦翔平)や弟の隆家(竜星涼)らが集い賑わう中、詮子(吉田羊)が現れる。一条天皇(塩野瑛久)らが緊張する中、伊周は…。その頃、都で疫病がまん延していた。ある日、たね(竹澤咲子)がまひろを訪ね、悲田院に行った父母が帰って来ないと助けを求める。悲田院でまひろが見たのは…という展開だった。

 ラストで道長(柄本)が悲田院を視察し、まひろと偶然再会。発熱したまひろを抱きかかえて自宅に連れて行き、朝まで看病した。久しぶりの2人のシーンにネットは胸熱。公式インスタでも道長がまひろをいとしそうに見つめるシーンなどがアップされ、「え、こんな所で道長とまひろちゃんの再会!?」「道長とまひろやばすぎ!」「何、このドキドキ&焦れる展開!」「まひろは助かったけど、みている私はキュン死しました」などの声が上がっていた。