TBS系「THE TIME,」(月〜金曜・午前5時20分)は2日、ドジャース・大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場した4月30日(日本時間5月1日)の敵地・Dバックス戦で、蜂駆除の専門家がヒーローになったことを報じた。

 試合が行われた屋根が開閉式のチェースフィールドは屋根を開けての試合の準備を始めたが、バックネットの最上部などに蜂が大量に飛来。みるみるうちに“蜂の巣”のような状態になった。

 試合開始予定時刻の午後6時40分(日本時間1日・午前10時40分)から約70分が経過した同7時50分頃に、駆除のプロとみられる男性がカートに乗って登場。防護服を着てからクレーンで上昇していき、バックネットの蜂を吸い取った。ガッツポーズをしながらクレーンで下降していく際には観客から大歓声を浴び、「MVP」コールも受けた。センターのバックスクリーンには「THANK YOU BEE GUY」という文字が映し出された。

 すると、窮地を救った蜂駆除のプロ、マット・ヒルトンさんが急きょ始球式に登場。見事なノーバウンド投球を披露し、観客から再び大歓声をもらった。試合は当初より1時間55分遅れの午後8時35分プレーボールとなった。

 このニュースを伝える際に総合司会を務める同局の安住紳一郎アナウンサーは「蜂が大量発生してなかなかプレーボールがかかりませんでした」とし「その後、実に米国らしい展開になったようです」と伝えていた。