バレーボールのVリーグは17日、都内で理事会後に会見し、10月に開幕する国内新リーグ「大同生命 SVリーグ」の2024―25年シーズンに参戦するチームを発表。男子は昨季優勝のサントリー、パナソニック、東京GBなど10チーム、女子は昨季優勝のNEC、埼玉上尾など14チームの参戦が決まった。JTが大阪マーヴェラスに変更するなど地域密着の一環で来季からチーム名には、地域名が入る。初年度は10月に開幕し、来年5月頃まで行われる見通し。

 東京GB(グレートベアーズ)の柳田将洋はグレーのスーツ姿で登壇し「僕は、ここはあくまでもスタート時点だと思っています。これから発展していくためには、選手、チーム、SVリーグがどういった道を進んでいくのか。前を走っている競技もあります。そこに追いつけ、追い越せじゃないけど、そういった気概を持って、来季を盛り上げていくことが重要だと感じています」と語った。

 リーグは同日に大同生命とタイトルスポンサー契約を結んだことも発表。「大同生命 SVリーグ」として世界最高峰リーグを目指し、今秋から出発する。柳田はドイツ、ポーランドでのプレー経験を踏まえ、「日本は海外と比べると、環境面では質が高い。そういった意味では海外の選手も常に注目している。その想像を超えるリーグを作っていくことは重要」と力説。今後、SVリーグはプロ化も見据える。「僕はバレーボールが職業の一つとして当たり前のように言えるようになることが1つの夢です。小中学生だったり、これからバレー界を担ってくれる選手が、この中に一緒に入っていきたいと思えるような環境が必要」と柳田は思い描いていた。

 男子の2024―25年シーズンのリーグ編成は以下の通り。カッコ内は地域名。

 ▽ヴォレアス北海道(北海道・旭川市)

 ▽東京グレートベアーズ(東京・渋谷区)

 ▽VC長野トライデンツ(長野・松本市)

 ▽東レアローズ静岡(静岡・三島市)

 ▽ジェイテクトSTINGS愛知(愛知・岡崎市)

 ▽ウルフドッグス名古屋(愛知・稲沢市)

 ▽パナソニックパンサーズ(大阪・枚方市)※6月に新しいチーム名を発表

 ▽サントリーサンバーズ大阪(大阪市)

 ▽日本製鉄堺ブレイザーズ(大阪・堺市)

 ▽広島サンダーズ(広島市)