◆パ・リーグ 日本ハム4―4ソフトバンク=延長12回=(17日・エスコンフィールド北海道)

 ソフトバンクの守護神・オスナがまさかのセーブ失敗で今季初ドロー。日本ハム2連戦は●△となり、開幕6カード目で初めて負け越した。

 2点リードの延長11回。オスナが2死無走者から万波に右前打を浴びると、次打者・マルティネスには完璧に捉えられ同点2ランを浴びた。守護神のセーブ状況での救援失敗は、昨年7月24日のロッテ戦(ZOZO)で角中に逆転サヨナラ2ランを浴びて以来だ。

 先手は鷹が取った。初回2死から柳田が中前打で出塁すると、山川の8球目で今季初盗塁に成功。山川は四球で一、二塁とチャンスが広がると、近藤の左前適時打で1点を先制。なおも一、二塁で栗原が右翼線適時二塁打を放った。一塁走者の近藤は本塁で憤死したが、幸先良くプロ初登板の福島から2点を奪った。

 一方、先発の大関は初回を3者凡退で切り抜けたが、2回1死からレイエスに右中間への二塁打を浴びると、続く石井に右越えの同点2ランを献上した。ただし以降は要所を締めて、7回まで日本ハム打線をゼロに抑えた。

 8回は松本裕が3人でピシャリ。開幕からの連続試合ホールドを「9」に伸ばした。9回も津森が3人で抑えて試合は延長に入った。

 2―2のまま迎えた11回に勝ち越した。日本ハム7番手のマーフィーから今宮が四球、柳田が左前打で無死一、二塁。山川はボテボテの三ゴロで1死二、三塁と好機を迎えると、近藤は2ボールとして申告敬遠。1死満塁から栗原の二ゴロが併殺崩れとなって1点を勝ち越し。なおも途中から7番に入っていた中村晃が中前適時打で続いた。