◆プロボクシング▽ウエルター級6回戦(66・0キロ契約) 堀池空希―シェ・ジュンイ(19日、後楽園ホール)

 強豪・東洋大出身の堀池空希(22)=横浜光=が18日、都内でプロデビュー戦の計量に臨み65・7キロ、対戦相手のシェ・ジュンイ(19)=中国=は65・9キロでともに1回でパスした。

 プロとして第一歩を踏み出す堀池は、計量を終え終始リラックスした表情で口を開いた。「デビュー戦だからといって特に意識はしていません。普段と変わらずリラックスしています」。プロ初戦だけではなく、メインイベンターの大役も務めるが、気負いなどはないという。

 西宮香風高3年からボクシングを始め東洋大では22/23関東大学リーグ戦ライトミドル級階級賞、昨年の全日本選手権同級準優勝の注目株だ。「ボクシングを始めた頃からプロ志望だった」と高校、大学はプロへの準備期間だったことを強調する。対戦するシェはオーソドックスなスタイルと戦績(2勝1KO)以外は分からない。「ビデオもなかったので見ていません。どんな選手か分かりませんが、自分のボクシングをするだけ」と情報不足にも不安はない。

 デビュー戦こそ66キロの契約ウエートで試合をするが、その後はスーパーライト級(63・5キロ以下)を主戦場にする。クラス的に172センチと小柄だが、それを補うだけの自信はある。「自分の持ち味はスピード。スピードで圧倒して、相手のパンチをもらわずに勝ちたい」と堀池。大学時代から慣れ親しんだホールのリングでインパクトあるデビュー戦を目指す。

 堀池のアマ戦績は21勝(5RSC)7敗。