◆JERAセ・リーグ 阪神2×―1巨人=延長10回=(18日・甲子園)

 阪神・今岡真訪打撃コーチが、今季初のサヨナラ勝ちをかみしめた。球団ワーストタイとなる10試合連続2得点以下と打線は苦しい状況のままだが「今はもう誰がとかじゃなくて、こうやって勝ち切って流れを持ってくるという。そういう部分では、今日の試合は大きいんじゃないかなって感じです」と振り返った。

 2回に先制点を献上。超低空飛行を続ける攻撃陣が好機をつくるも決定打を欠き、徐々に敗色ムードが高まってきた。だが、8回1死一、二塁で森下が左前に値千金の同点適時打。そして、延長10回無死満塁で佐藤輝が一、二塁間を破るサヨナラ適時打を放った。

 今岡コーチは「こうやって勝ち切ってくれることで打線も平常心というか。打線としてどこからでも相手より1点でも多く取る、勝ちますよというスタイルに戻るきっかけになる」と復調の兆しを感じ取った。