◆米大リーグ レッドソックス―ガーディアンズ(18日・米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 レッドソックスの吉田正尚外野手が18日(日本時間19日)本拠でのガーディアンズ戦の先発を外れ、前日に引き続き、ベンチスタートとなった。

 ナイター明けのデーゲーム。先発オーダーに吉田の名前はなかった。試合前コーラ監督は「2日前、彼はタフな日(6打数無安打)を送った。もう1日休むことで、精神的に効果があると思う。明日は、試合に準備できるだろう」。同カード初戦の16日(同17日)は渡米後初の「6―0」で打率は2割1分5厘に。リフレッシュを期待した上の判断とし、19日(同20日)のパイレーツ戦では、先発復帰を匂わせた。

 吉田が2試合連続先発を外れたのは、昨年2度あった。左太もも張りに苦しんだ4月12日からの4試合連続欠場と、9月12日ダブルヘッダー2試合目と試合のなかった13日を挟み、14日のダブルヘッダー1試合目で先発を外れたケースだけ。けがと日程的な理由以外では、過去になかった。コーラ監督は、改めてフィジカルな問題はないと語った。そこが、去年との状況の違いを物語る。

 前日は、左膝を負傷したディバースをDHで復帰させるため、ポジションを空ける理由があった。だが、この日MRI検査を受けたディバースは、先発を外れた。代わって相手先発が右腕カラスコにも関わらず、吉田ではなく、打率3割8分2厘の右打ちの捕手ウォンが、「5番・DH」に入った。吉田にとって今が正念場であることは間違いない。