◆米大リーグ ドジャース―メッツ(19日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が19日(日本時間20日・午前11時10分開始予定)、本拠地メッツ戦に「2番・指名打者」で先発出場する。6試合ぶりの本塁打となる5号で、松井秀喜氏(ヤンキースなど)を超える日本人選手では歴代単独トップの米通算176号を狙う。

 この日のドジャース先発は山本由伸投手(25)。前回、山本が登板した12日(同13日)のパドレス戦では大谷が松井氏に並ぶ通算175号を含む3安打をマークし、日米通算1000安打も達成した。メッツ先発の左腕・マナイアにはエンゼルス時代に通算5打数1安打と一発はないが、歴史的アーチに期待がかかる。

 新記録達成を後押しするデータがもう一つ。この日は休養日明けの試合。試合のない日(移動日を含む)の翌日は現在2試合連続でホームランを放っており、真美子夫人(27)や愛犬・デコピンと英気を養ったであろう背番号17の打席から目が離せない。

 16日(同17日)の本拠地ナショナルズ戦では5安打完封負けを喫した打線の中で3安打と気を吐いた。決して状態が悪いわけではなく、ここまで21試合で打率3割6分はリーグ5位、31安打は同トップタイ。22年の160安打を大きく上回る自己最多のシーズン239安打ペースでヒットを重ねており、あとは打球に角度がつくのを待つだけだ。