ラグビー・リーグワン1部で2季ぶりのプレーオフ(PO)進出を決めているBL東京(旧東芝)は22日、都内で定例会見を開き、荒岡義和社長がここまでの事業報告を行った。13節までのホストゲーム7試合の観客動員は、平均9602人。荒岡社長によると昨季から6割増で、1部では6番目の多さという。27日の東京SG(旧サントリー)とのホスト最終戦(秩父宮)に向け「1万3000人入ると、ホスト8試合の平均が1万人を超える。今のところ、1万人超えはいく見込み」と語った。

 平均約1万人の観客数には招待客も含まれるが、「70%相当の方が、対価を払ってきて頂いている」と荒岡社長。協賛社を含めた有料入場者数も昨季から3割ほど増えたと言い「リーグワンでも(割合が)高い方だと思っている。こちらも増やしていきたいと思っている」とした。

 試合会場などで売られる選手のグッズ売り上げは、昨季からほぼ倍増の3600万円という。選手名が入ったタオルの売り上げが好調とし、「タオルはリッチー(モウンガ)が一番売れている。リーチ(マイケル)を超えた。リッチーとリーチが双璧」と荒岡社長。今季加入したニュージーランド代表SOのモウンガは人気もワールドクラスで、伝え聞いたリーチも「悔しいですね(笑い)。リッチーのスター性もある。シーズン終盤、どっちが上回るか楽しみ」と対抗心をのぞかせた。