◆ウエスタン・リーグ 阪神6―1中日(25日・鳴尾浜)

 阪神は中日との2軍戦に快勝した。肩肘の相次ぐ手術で育成契約となっていた先発・高橋は、術後2度目の対外試合のマウンドで、1回3安打1失点。2奪三振を奪い、最速は147キロだった。2番手・ビーズリーは今季最多の7回を投げ1安打無失点。3番手・ベタンセスは1回無失点で来日初の連投テストをクリアした。

 以下は和田2軍監督の一問一答

―先発・高橋は復帰後2度目の登板

 「いや、よかったよ。最初のレフト線に落ちたやつか(記録は二塁打)。あれはもうアンラッキーというか。しっかり、いろいろな条件を頭に入れていれば取れた打球だと思うし。そこでちょっとしんどくなっちゃったけど、あと他の球はそんなに悪くないし。前回同様の球投げてていたんじゃないかな」

―次回イニングは増えるか

 「いや、まだまだ。もう1回ぐらい、1回(イニング)だけ。それぐらいちょっと念には念を入れながら、前に進んでいこうと思っています」

―今後も基本的には先発で

「できればっていうところはあるけど、全部が全部っていうわけにはね。他のピッチャーもいるし、なるべくそういう配慮はしていきたいとは思うけど」

―ビーズリーは7回1安打無失点

 「いや、よかったよ。球の強さもキレもありながら。もう、ほんとにいつもだけど、向かっていく姿勢というか。ちょっと力みすぎて、引っかけてしまったり。制球がちょっと乱れることがあるかもしれないけど、それでもしっかりその後、修正してね。きっちり投げれていたので、状態自体は非常にいい感じじゃないかな」

―イニング数は徐々に伸ばしてきたが、今後のイニング数は

 「先発してないから、ちょっと感じは違ったかもしれないけど。やっぱ今日も本人が、100球近いところ投げたいっていうことで。試合展開にもよるんだけど。1安打かな。しっかり投げることができたんで。次回もそういう感じになってくるよね。先発しながら、行けるとこまでという」

―ベタンセスは来日後初めて連投

「今日は連投テストっていうところで。どんな展開でもいかそうとは思っていたんだけど。ほんとに投げるたびに、落ち着いて。今日が1番安定感もあったし。球自体は、もう最初の登板から良かったけど、だんだん落ち着いてきて、コントロールもまとまってきているので。非常に楽しみだよね」

―ミエセスは2軍の筑後遠征に帯同

 「もう制約というか、ここまでっていうのは取れたので。あとは体力の問題もあるから、全部がフル出場ということは、現時点ではないけど。少しずつ、打席であったり、守備につく回数であったり。そういうところを増やしてくというか。試合の体力を取り戻さないといけない。そこら辺のところを頭入れながら起用していきます」

―井坪や中川といった若い選手も躍動

 「戸井も含めて、山田の守備にしてもそうだし。中心には1軍クラスの選手が何人か座ってるけど。やっぱりここにいる若い選手が、躍動しながらゲーム出られたら。毎日、出れるわけではないけど、出た時にしっかり。毎日、簡単に結果が出るような世界じゃないけど、そういうことを求めながら、前を向いてやっていってほしい中で。今日の試合に関しては、そういう気持ちがゲームでも現れていたし。そうやって勝ちに貢献していくことで力がついていくと思う。なるべく試合も勝ちゲームというよりも、そういう接戦をしながら経験を積ましていきたいなとは思っています」

―明日の先発は

 「(西)純矢」