◆JERAセ・リーグ ヤクルト9X―8広島(25日・神宮)

 広島は、一時4点差を逆転しながら、痛恨のサヨナラ負けを喫した。1点リードの8回に島内が代打・川端に同点適時打を浴び、9回は栗林が1死からサンタナの一発に沈んだ。今季9戦無失点で5セーブ(2ホールド)をマークしていた守護神は、今季初黒星。3回から2番手で3回無失点と好投した黒原は、4回に自身でもプロ初安打の適時三塁打を放ち、一時は勝利投手の権利も手にしたが、プロ1勝はならず。2分けを挟んだ今季最長の連勝は「4」でストップ。勝てば4月4日以来の貯金1だったが、再び借金生活に突入した。

 新井監督の試合後の主な一問一答。

 ―一時は4点ビハインドから逆転した

 「よく追いついたと思うし、絶対にひっくり返してやるという打線の反発力を感じた試合でした」

 ―最後は栗林投手が打たれた

 「それは、もういつもいつもゼロで帰ってこれるわけないんだから、それはもうしょうがないです」

 ―先発のハッチは2回6失点

 「神宮のマウンドも初めてで、スライドということもあった。難しい部分はあったと思うので、次の登板に向けて切り替えて準備してもらいたい」

 ―3回から登板した2番手の黒原投手が好投

 「ナイスピッチングだったね。相手の打線に火がついている中で、3イニングをゼロで抑えた。すごいタフな場面だったと思うけど、よく3イニングを抑えてくれたと思います」

 ―プロ初勝利の可能性もあった

 「そうよね。でも、ずっと良いピッチングしているし、絶対に勝ちっていうのはついてくると思う。また次の登板を頑張ってほしいと思います」

 ―スタメンに抜てきした二俣選手がプロ初本塁打

 「ナイスバッティングだったね。成長を感じるホームランだった。彼もうれしいと思うけど、自分もうれしい」

 ―起用の意図は

 「バッティング練習もすごくいいし、この前も初ヒットを打っているし。いろんな絡みがあって、今日はレフトはマティー(二俣)でいってもらおうと決めました」