◆JERA セ・リーグ 巨人3―2中日(25日・東京ドーム)

 巨人が中日に逆転勝ち。3カードぶりの勝ち越しを決め、2位に浮上した。7回に2番手で登板したドラフト1位・西舘勇陽投手(22)は1イニングを3人で片付け、開幕から10試合連続無失点。新人タイ記録となる10試合連続ホールドをマークした。

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 ルーキーの西舘(巨)が開幕から10試合連続ホールド(Hはホールド)。12年田島慎二(中)が作った10試合連続Hと並び新人記録。開幕からは西舘が初めてで、開幕からの新人記録(3試合連続H)はすでに更新中だ。

 新人に関係なく、巨人で10試合以上の連続試合Hは、12年山口鉄也、13年マシソンの12試合連続に次いで3人目。開幕からは初めて。シーズン10Hとなり、12年高木京介と並ぶG新人のシーズン最多に早くも肩を並べた。

 連続試合ホールド期間は無失点で、開幕10試合連続無失点もマーク。66年のドラフト制以降、新人が開幕から、10試合以上の連続試合無失点は21年栗林(広)、22年宮森(楽)の22試合連続をはじめ10人目。セでは栗林に次いで2人目だ。

 今季、西舘は32打者と対戦し、30打数2安打の被打率・067(2四球)と、新人離れした投球で開幕から快記録を続けている。(福山 智紀)