◆米大リーグ ナショナルズ―ドジャース(25日・米ワシントンDC=ナショナルズパーク)

 ドジャース・山本由伸投手(25)が25日(日本時間26日)、敵地・ナショナルズ戦に先発し、大谷翔平投手(29)は「2番・指名打者」でスタメン出場した。山本は6回97球を投げて4安打無失点、7奪三振で三塁すら踏ませない好投を見せ2勝目(1敗)をつかんだ。大谷は2三振を喫するなど4打数無安打で9試合連続安打、22試合連続出塁がストップした。

 米国の首都ワシントンDCで行われた一戦では、オリックス時代の元同僚対決にも注目が集まった。ナショナルズの「3番・一塁」で出場したジョーイ・メネセス内野手(31)は、19年にオリックスに所属。29試合の出場で4本塁打、14打点、打率2割6厘に終わってドーピング検査で陽性反応もあってシーズン途中に退団したが、21年東京五輪や23年WBCではメキシコ代表にも選出されて活躍し、昨年ナショナルズで13本塁打、打率2割7分5厘の成績を残してレギュラーの座をつかみ、154試合に出場した。

 2日前の23日(同24日)にはあいさつを交わしていた山本とメネセス。初回2死走者なしの1打席目は、フルカウントから低めの直球でメネセスが自信を持って見逃して一塁に歩きかけたが、ストライク判定で見逃し三振だった。だが2打席目は左翼線への二塁打、3打席目は中前安打で3打数2安打。山本は「意識はそこまでないですけど、すごくいいヒットを打たれました」と苦笑いで完敗を認めていた。