神戸の吉田孝行監督は26日、次節の京都戦(27日・ノエスタ)に向けたオンライン取材に応じた。

 チームは9試合を終え、5勝2分け2敗の勝ち点17で4位。首位・町田とは勝ち点差2に接近しており、次節で3連勝を達成できれば、上位陣の結果次第で今季初めて首位に浮上する可能性も出てくる。吉田監督は「まず京都から勝ち点3を獲ることだけに集中する。その後のことは終わってから考える」と目の前の一戦へ集中を高めた。元日本代表FW大迫勇也は右足首の負傷から戻ったばかり。元同FW武藤嘉紀は20日の湘南戦でろっ骨を骨折した疑いがあるが、指揮官は「2人とも良い状態にはなってきている」と起用を示唆した。

 監督とともにオンライン取材に登場したDF本多勇喜は、17日のルヴァン杯・J3今治戦で左手小指を骨折したことを明かしたが「大したことないんで大丈夫です」とプレーには支障がない見通し。過去7シーズン在籍した古巣との一戦へ「相手を勢いづかせないこと。自分たちのサッカーをやりたい」と意気込んだ。